そこで、気が付いたのが、『妹バラバラ殺人事件』である。
悲惨な事件ではあるが、その元祖は古代エジプト神話に遡る。
オシリス神の人気を妬んだ、弟のセトは兄を殺し、バラバラにしたうえ各地に投げ捨てた。これが史上初の兄弟バラバラ殺人事件である。
もっとも、そこは神様であるから、妻であり妹でもあるイシスがバラバラにされた夫の遺体をかき集め、復活させた上に子供まで設ける。これがフォルスで、フォルスは長じると叔父であり、父の仇であるセトと血みどろの戦いを繰り広げることになる。
ここら辺の経緯は、エジプト考古学者の吉村先生は余り触れませんねぇ。まっ、専門が墓泥棒だから、仕方ないですか。
興味がある人は、古書ですが以下の本が参考になりますよ。
ついでに犯罪の側面から見ると、FBIだと分類番号122.01偶発的家庭内殺人になるようです。
アメリカ人は何でもマニュアル化したがりますね。
通常、口論から始まり、エスカレートして殺人に及び、顔面の殴打、鈍器による外傷等が一カ所に集中するのが特徴で、警察の捜査妨害のための偽装はしないのが一般的とか。
新聞報道とぴったり一致しますね。但し、死体損壊に及ぶのは異例みたいです。
フォルスがバラバラにされたのは、セトが復活を恐れた(実際、神話ではそうなった)からですが、犯人にもこれに似た、オカルト的恐怖があったのかも知れません。
こちらの方は、以下の本が参考になります。
- ロバート・K・レスラー, 戸根 由紀恵
- FBI心理分析官凶悪犯罪捜査マニュアル (上)
以上、お暇なら読んで損はない推奨本記事でした。