それは結構なことですが、我が軍事音痴議員先生達や、マスコミが、「これはレーダに映らないステルス戦闘機……」とか言ってくれることは、恥ずかしい。
現在、実戦配備されている軍用機に、ステルス戦闘機なるものはありません。
議員もマスコミも、全く軍事音痴なものである。
だから、北朝鮮の使えもしない核兵器の威嚇に、すぐに慌てふためくのだ。
そこで、オヤジがステルス機について、解説して上げよう。
現在、実戦配備が確認されているステルス軍用機は、下の二機のみだ。
上の写真はF-117Aナイトホーク、ステルス攻撃機だ。
F番号がついてるから、戦闘機だろうという、あなたは軍事オタク初心者だ。
開発を秘密裏に進めるために、意図的に付けられたF番号なのだ。
実際、AAMも積めないし機関砲もないのだから、攻撃機としか呼べない。
ちなみに、攻撃機とは、小型の爆撃機だと思えば良い。
攻撃機のルーツは恐らく、イギリスのモスキート爆撃機だろう。
爆撃機とはいえ、戦闘機との交戦も可能で、多種多様な作戦が可能であったからだ。
その後、ジェットエンジンとミサイルの出現により、多種多様な攻撃が可能になったため、現在では、この種の軍用機は攻撃機と呼ばれている。
上の写真が、B2ステルス爆撃機である。
所謂、戦略爆撃機であるが、実際には巡航ミサイルを搭載している方が多いらしい。
昔ながらに、爆弾をばらまくのは、相変わらずB-52の独壇場のようだ。
現在、アメリカではF-22、JSFなどの次期主力戦闘機を開発中で、これらの戦闘機はステルス能力が付加されていると言われるが、上記ほど徹底したものではないだろう。
理由は、ステルス機に機体に貼られる電波吸収素材が、音速には耐えられないからだ。
実際、上記の2機種も亜音速しか出すことができない。
以上のように、現在実戦配備が確認されているステルス軍用機は、攻撃機と爆撃だけだ。
ステルス戦闘機はありません。
なお、戦闘機の定義は各種あるが、「敵の制空権を奪取し、かつ、継続的にそれを維持する目的の軍用機」と言うのが、最大公約数ではないかと思う。