仕事の帰り道
地下歩道に差し掛かった時、
目の前には
ショッピングカートを引っ張って
スロープを降りるおばあちゃま🧓
チャリのワタシは
そのおばあちゃまが進むのを
待つしかない状況
あまり近づくと
焦らせちゃうので
音を立てずにゆっくりゆっくり進む。
おばあちゃまは腰が痛いのか
フゥーフゥー言いながら
まあるい腰でゆっくりゆっくり進む。
スロープの真ん中に差し掛かる頃
カートのタイヤがスロープから脱輪
その後ろを
チャリを押しながら歩いてるワタシには
どうすることもできない
ガタンガタンガタンガタン
脱輪してるのも気にせず
フゥーフゥー言いながら
階段を降りていくおばあちゃま🧓
なんとかスロープを降りきった
おばあちゃまの横を
チャリを押すワタシはサーッと通りすぎて
今度はチャリを押しながら
スロープを登ります。
このスロープ
決してなだらかな傾斜ではない。
若い(？)ワタシですら
チャリを押して登るのは一苦労
あのおばあちゃま、
降りるだけでも大変そうだったのに
このスロープを登るのは
きっと大変だろうな？
スロープを登りきり覚悟を決めました 
よし！
チャリを停め
一応、貴重品の入ったバッグを持って
スロープ下のおばあちゃまの元へ
これから登りですけど大丈夫ですか？
お手伝いしましょうか？
あぁ、、ありがとうございます。
助かります。
お手伝いすると言っても
何をどうすればいいのか
わからなかったのですが、
おばあちゃまは、
スッとショッピングカートを
ワタシに差し出してくれました。
ズッシリと重いショッピングカート
タイヤがついてるとはいえ
こんな重いカートをおばあちゃまが
スロープの上まで引いて上がるのは
本当に大変なことだっただろうと
想像がつく
ゆっくりでいいですからね。
先にカートを持って登るワタシの後ろを
フゥーフゥー言いながら
登ってくるおばあちゃま🧓💦
腰が痛いですか？
ゆっくりでいいですよ。
そして、登りきったおばあちゃまに
ショッピングカートを手渡し
またワタシはチャリに乗って
家路を急ぎます
おばあちゃま、
喜んでくれてたな～ 
やっぱりお手伝いして良かった
うふふっ
「一日一善」
ちょっといい気分です