叔母が帰ってきたとは
ワタシの家にではなく
叔母が叔母の家に帰ってきたのです。
いや、コレでは伝わらないな…
再婚相手の家を出て
叔母自身の家に住むことになったのです。
いや、コレでも伝わらないか…
未亡人だった叔母は、
親しくなった男性がいて
叔母が結婚する前から知っていた男性で
それはそれは優しい人で
叔父が病気になった頃から
影で支えてくれる人で
叔父が亡くなった後からは
頻繁に見かけるようになって
そういう仲の人なんだろうな〜って
思うようになって
ワタシの知らない叔母を見たようで
叔母の家にその男性とその娘さんがいて
なんだか寂しい思いがして
そして叔母に癌が見つかって
入院治療のためにサインできる家族が必要で
ワタシの知らない間に
その人の籍に入った叔母です。
お付き合いをしてても
籍を入れるつもりはなかった叔母ですが
ワタシたち姪や甥に
迷惑をかけたくないという思いから
その男性に頼る選択をしたのです。
今となればその選択は間違っていたんだけど
そうするしかなかったのも事実で
結婚してみれば
それはそれは想像したものとは大きく違って
家の中は汚くて誰も片付けない
トイレを汚しててもそのまんま
犬や猫の毛が舞ってても気にしない
娘さんは病気(障がい)を抱えてて
暴言が出るわ、父親にべったりだわ、
仕事(通所施設)にも行かず家で好き放題
男性は朝から晩まで畑仕事で
家のことはかえりみない
外面がいいので出かける時は身支度バッチリ
叔母の車を自分の車のように乗り回す
光熱費は折半
叔母は生活費を払い
通院のガソリン代高速代を払い
帰りの食事代を払い
文句を言えば長時間のお説教…
ちっとも幸せな生活ではなかったようで
叔母に与えられた部屋は
かび臭い湿気の溜まる部屋
主のいる2階にはうるさい娘がいるので
上がったことがないという…
病人が住めるような家ではないとの理由で
時間をかけて説得して
やっとの思いで別居することができたようです。
叔母としてはお世話になったのは事実だから
言い出しにくい話ではあるけど
いずれは籍も抜きたいと考えている。
男性はその気はなさそうなんだとか…
早く自由にさせてあげたいけど
そう焦ってもいいことはない。
なんせその男性は言い包めるのが上手い。
言葉巧みに正論で攻めまくる。
どんな相手であろうと負けることはない。
トップセールスマンの偉業を持ち
電化製品が壊れるとメーカー相手に交渉し
新品をタダでもらうのだという。
お金を払って買ったことがないらしい。
お店ではなくメーカーを相手にする男
それだけ自分の発する言葉に自信がある。
そんな人を相手に離婚が切り出せるのだろうか…
ひとまずは、その家を出たことがはじめの一歩
ストレスでがんじがらめだった生活
そこから抜け出せたことで
毎日の生活がガラリと変わる。
生きてる実感って人を幸せにするよね。
居心地の良い叔母の生活の場
汚す人もいないし、ゆっくりとくつろげる。
叔母にとっては、ワタシたち姪と甥が家族
今までだってそうだったけど
より一層、家族になったって気がする。
その気持ちがこれからの生きる気力に
なってくれればと願っている。

