2023年7月14日、スウェーデン王室は王位継承者であるヴィクトリア王女の46歳の誕生日を祝いました。
スウェーデンでは毎年7月14日のヴィクトリア王女の誕生日Victoria Dayをスウェーデン王室が夏季休暇を過ごすエーランド島で祝います。
祝賀行事はソリデン宮殿で始まり、カール・グスタフ国王、シルビア王妃、ヴィクトリア王女、ダニエル殿下、エステル王女、オスカル王子が宮殿前のロータリーに登場しました。ソリデン宮殿はエーランド島にあります。エーランド島はスウェーデン南東カルマル市に面するバルト海にある島です。

カール16世グスタフ国王とシルビア王妃の3人の子供たちは毎年、夏季休暇の一部をカルマル県のエーランド島で過ごします。国王はボリホルムにあるソリデン宮殿を所有しており、ヴィクトリア王女は数年前に家族のために島の少し離れた場所にヴィラ・スコンヴィクという邸宅を建てました。家族とともにフロリダで暮らすマデレーン王女も、夏には夫と3人の子供たちとともにスウェーデンに帰国します。
その後、ヴィクトリア王女一家は馬車でボリホルム城跡へ向かい、馬車は住民に挨拶しながらボリホルムの町をパレードしました。
ヴィクトリア王女の誕生日を記念してエーランド島のボリホルム城跡で開催された恒例のコンサートには、弟のカール=フィリップ王子夫妻、妹のマデレーン王女夫妻も出席しました。
コンサートは午後5時半過ぎに始まり、王室のメンバーは最前列に着席しました。その後、コンサートの模様は、少し遅れて夕方にスウェーデンのテレビ初の公共チャンネルで放送され、コンサート中には、ヴィクトリア王女が名誉賞「ヴィクトリア賞」を授与するのも伝統となっています。
今年はアイスホッケー選手エリック・カールソンが表彰されました。ヴィクトリア賞は1979年以来毎年その年に特別な功績を残した1人以上のアスリートに授与されています。
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