自死遺族当事者団体初主催の「【SDGs】日本・ポストベンション・カンファレンス」

2日間のスタッフ参加と12日の分科会での発表を通して様々な事を感じ、より明確な課題が宿題となりました。

まず最初に、発案・企画その他全てに関わられた田中幸子さんのご尽力に感謝いたします。

また会場となる専修大学使用にご尽力くださった山田創一教授をはじめとして関係者の皆さま、そして携わってくださった皆さまとご参加くださった皆さまに感謝いたします。

 

新型コロナウイルス感染症拡大による様々な心配がある中での開催に、癌・橋本病等免疫疾患、その他の基礎疾患のある私は、まず参加の段階でも悩みました。

しかし、自死遺族の置かれている現状をお伝えしたいという思いと、12年以上も自死遺族として活動をして来て、初のSDGs開催のお手伝いをしたいという思いでスタッフ参加を決めました。私の仕事関係者とあんじゅメンバー11名がスタッフとして協力を申し出てくれたことも心強く、あんじゅメンバーのご参加や心情参加、SNSでの応援も嬉しくて、感謝いたします。

 

内容につきましては、基調講演そして全ての分科会に参加したかった!と思えるような興味深い内容でした。

現在、虹のかけはしスタッフが編集作業を頑張っておりますので、動画が出来ましたら、ぜひご覧いただきたいと思います。

ただ残念な事に、「自死遺族支援・当事者会が大切、行政その他との協働の重要性」が会場でも語られておりましたのに、12日開催の第3分科会「あんじゅ」には、当事者と関係者のみで、行政や援助職、マスコミの方々の参加はありませんでした。

事前に、仕事やコロナ渦で欠席しますと連絡をいただいた方もおられます(感謝いたします)が、一般的には、コロナがなくても今までもほとんど関心を持っていただけなかった、関心はあっても参加までには至らないという現実に、まだまだ努力が足りないと実感しました。

私の不徳のなせる業かしらとも思ったのですが、これが自死遺族支援の現状だと実感しました。

これから関心を持っていただくために尽力していきたいと思っております。