庭の金木犀が咲いてます。
家の金木犀の香りが大嫌いでした。
花の香りが
色々なSceneを呼び起こし
嫌いになっていたのだと思います。
金木犀の咲くころに
母親が亡くなった事がきらいになった
一番大きな理由です。
花が香ると思い出しますから。
また、かけっこの遅かった僕は、
この花が香る頃の運動会が苦痛でした(笑)
この庭からしばらくの間、離れて暮らし
また3年くらい前に戻ってきました。
金木犀は僕が居ない間もこうして秋になると
謙虚に小さい花を咲かしていたのだと思います。
この花には、何の罪もなく
僕に嫌われる理由はありません。
ごめんね。
もっと、昔のように華やかに強く香ってもいいよ。
ちょっとだけひんやりした風にのって
漂う金木犀の香りが好きです。
母親も金木犀が好きだったから
こうして、ここに咲いているのですから。