「卒業するときに、持って帰ってほしいもの」

前回の記事では、

私が学校現場で感じてきた、

「伸びる子」の共通点についてお話ししました。

今回は、

AAAを卒業するときに、

子どもたちに何を持って帰ってほしいのかについて書きたいと思います。

もちろん、

中学数学や高校数学の知識は身に付けてほしいと思っています。

数学が得意になれば、

進路の選択肢も広がります。

それは大きな価値があります。

でも、

私が本当に持って帰ってほしいものは、

数学の知識ではありません。

それは、

「考えれば何とかなるかもしれない。」

という感覚です。

難しい問題に出会ったとき、

すぐに

「無理だ。」

と思うのではなく、

「まずやってみよう。」

と思えること。

分からないからこそ、

図を描いてみる。

数字を変えてみる。

実験してみる。

友達と話してみる。

そんな姿勢が身についていたら、

私はそれだけで十分だと思っています。

社会に出れば、

教科書の後ろに答えが載っている問題はありません。

正解が一つではない問題ばかりです。

だからこそ、

子どもの頃に、

「考えること」を楽しんだ経験は、

きっと人生のどこかで役に立つはずです。

私は、

数学を教えたいのではありません。

数学を通して、

困難に向き合える人を育てたいのです。

珠算で身に付けた計算力。

AAAで身に付ける思考力。

その先にあるのは、

大学受験だけではありません。

仕事でも、

研究でも、

子育てでも、

人生でも、

自分の頭で考え、

挑戦できる力です。

2026年9月。

AAAは、

まだ小さな一歩から始まります。

でも、

その一歩が、

子どもたちの未来につながる一歩になることを願っています。

"数学は、人生を考える練習になる。"