なぜAAAは「塾」ではなく「ゼミ」なのか
ここまでの記事では、
AAAでどのような学びを目指しているのかについてお話ししてきました。
今回は、
なぜ私が「あんざんすうがく塾」ではなく、
「あんざんすうがくゼミAAA」
という名前にしたのかについてお話ししたいと思います。
私は、
数学の力は、
教わるだけでは身につかないと思っています。
もちろん、
知識を学ぶことは大切です。
公式を知ることも大切です。
解き方を学ぶことも大切です。
しかし、
本当に力がつくのは、
自分で考えたときです。
なぜそうなるのか。
本当にその方法が一番よいのか。
他の考え方はないのか。
そうしたことを考える中で、
数学的な見方や考え方は育っていきます。
私は学校現場でも、
生徒同士の対話によって理解が深まる場面を何度も見てきました。
先生の説明では分からなかったことが、
友達の一言で理解できる。
自分では思いつかなかった考え方に出会う。
人に説明することで、
自分の理解の曖昧な部分に気付く。
そうした経験には、
大きな価値があります。
特に有段者の子どもたちは、
計算力という共通の土台を持っています。
だからこそ、
答えを出すことよりも、
「どう考えたか」
について話し合うことができます。
実際、
同じ問題でも、
図で考える子がいます。
式で考える子がいます。
規則を見つける子がいます。
暗算で一気に処理する子もいます。
どれが正しいかではなく、
どんな見方ができるのか。
そこに数学のおもしろさがあります。
そしてもう一つ、
私はAAAを
「間違えてよい場所」
にしたいと思っています。
学校の私の授業では、
「Enjoy making mistakes!!」
の掛け声のもと、どんどん発表し、どんどん間違え、
たくさんのうまくいかなかった例をコレクションしてもらっています。
なかなか、間違いを楽しむことは難しいですが、
できる生徒が間違えた時のクオリティは
周囲をうならせるものがあります。
なぜそう考えたのか。
どこまでは合っていたのか。
そこから何が学べるのか。
そうした対話の中で、
理解は深まっていきます。
だからAAAは、
一方的に教わる塾ではなく、
みんなで考え、
学び合うゼミにしたいと思っています。
仲間の考えに触れる。
自分の考えを言葉にする。
間違いを恐れず挑戦する。
そんな学びの場を目指して、
私は「あんざんすうがくゼミAAA」という名前を選びました。
次回はいよいよ、
9月開講予定のAAAについて、
具体的な内容をご案内したいと思います。