こんにちは。
先日、確定拠出年金を人に勧めた際
「所得控除が使えるから~」
とドヤ顔で説明していると
「控除ってなに?」
「所得って大きいほうがいいんじゃないの?」
と相手はまるっきり何も知らず説明に苦戦したので
無知な人にとってわかりやすく、ざっくりと説明してみたいと思います。
(説明する練習をさせてください)
まず、収入と所得は違うものだということを理解してください。
収入:受け取る給料の合計
所得:所得税額算出のもとになる額、収入からいろいろと引いた額(後述)
「累進課税」というものをご存知でしょうか。
金持ちほど多くの税金を納めるという社会の仕組みのことです。
所得が1800万円の人は税率40%であるのに対し
所得180万円の人は税率5%となっています。
つまり、世の人々は収入は増やしたい。
所得は小さくしたい。
所得を少なく見せるためにさまざまな努力をしているわけですね。
さて、収入からいろいろ引いた額、控除額についてざっくりと見ていきましょう。
①給与所得控除
これは収入に応じて控除額が決められています。
企業や個人事業主であれば「必要経費」というのが認められておりまして、
これだけ儲けるためにこれだけの出費がかかるので、この出費に対しては課税対象にしないでやろう、というものなのですが
給与収入のみのサラリーマンについてもそれに準じたものを適用させようとなっております。
たとえば、年収400万円の人であれば
収入金額(4,000,000)×20%+540,000円
すなわち134万円が必要経費として控除することとなります。
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1410.htm(国税庁)
②社会保険料控除
健康保険料、厚生年金保険料、雇用保険料など社会保険にかかる掛け金はすべて控除対象です。
これらはすべて給与からすでに天引きされているかと思いますので給与明細を見てみてください。
③基礎控除
誰でも38万円控除されるものです。
④扶養控除
収入の無い配偶者、子ども、親等がいれば控除するというものです。
額については基本一人につき38万円だと考えてもらって差し支えないと思います。
(70歳以上や障害がある等の事情がある場合、控除額が増えます)
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/1180.htm
⑤生命保険料控除
払った生命保険料に応じて控除されます。
控除の上限額が決まっていて
支払額が8万円以上で4万円の控除となります。
8万円だろうが30万円だろうが4万円しか控除されないのがせこいところ。
⑥小規模企業共済等掛金控除
ここで冒頭にちらっと出てきた確定拠出年金の税メリットについてお話します。
生命保険会社に個人年金として支払う額が多くても上限が決まっておりますが
この確定拠出年金は掛け金の全額が控除対象となります。
さらに、運用益や受け取りに対しても非課税となっておりますので、個人年金やNISAと比べてもメリットの大きい制度となっております。
詳しく書くとそれだけで一記事出来上がってしまうので割愛します。
いろいろと控除の種類はございますが、
新卒で入社して間もない独身の人は
①所得控除、②社会保険料控除、③基礎控除
の3種類だけ適用されるというパターンが多いです。
例)
年収400万
社会保険料30万(2万5千/月)
の場合
所得は
400万-(①134万+②30万+③38万)
=198万
となります。
年税額は
198万円の場合、税率10%
そこからの控除額が97,500円
→1,980,000×10%-97,500=100,500
https://www.nta.go.jp/taxanswer/shotoku/2260.htm
<まとめ>
年収400万円の若い独身は
所得が198万円で
所得税は10万500円
確定拠出年金は自分で調べてでもはじめたほうがいい。