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aki氏だよこんばんは(´・ω・`)
今日は1組目のChantyのことを書こうと思うんだけど、いやはやこのバンドのことを文字で説明することの難しさよ。
どうやったらあの感じが伝わるか考えていたら、この数日間仕事が全く手につかなかったよ。(ダメなヤツ)
おかげで頭までくらくらするし食欲もわかないわ…もしかしてこれは…恋?
なんて思っていたら普通に風邪ひいたよ軟弱者だよ。
しかしこのくらくら感とChanty…悪くない。
まぁまぁ百聞は一見に如かず。
ライブへ行っておくれと言えたらどれほど簡単なことか。
もしくは私の親愛なるkaniさん(もうかれこれ10年近く勝手に尊敬している)に解説していただきたいと思ったけれどもブログの方にはパッと見ライブレポや曲解説的なものが見当たらない…。
ので、裏の手Twitter攻撃。
とくとご覧あれ。(完全に虎の威を借りるやつ。)
っていかん。
この素晴らしい解説を読んだあとに私の拙い文章を読んでも1ミリも伝わる気がしない…。
が、残念ながらこのブログは私個人のためでもあるので、書くよ頑張るよ。
※あくまでこれから書くのは個人の意見です。また、MCの内容は順序やタイミングもひっくるめて正確ではありませんのでご了承くださいませ。
※画像は公式サイト及びGoogle画像検索より使っています。
ViSULOG 6th ANNIVERSARY
2017.02.04(土) 名古屋クラブクアトロ
2017.02.04(土) 名古屋クラブクアトロ
【出演】(ViSULOGさん掲載順)
1組目Chanty
セットリスト(公式ブログより)
1.貴方だけを壊して飾ってみたい
2.ミスアンバランス
3.やんなっちゃう
4.無限ループ
5.m.o.b.
6.今夜未明
2.ミスアンバランス
3.やんなっちゃう
4.無限ループ
5.m.o.b.
6.今夜未明
会場が暗転した後、幕が開けると真っ暗なステージにゆるりと楽器隊が現れる。
続いてVo.芥さんの登場。
全員真っ白なお衣装だから暗くても目立っていたよ。
若干ザワつく会場内。
多分なんの煽りもなくダラリと出てきたように見えたからだと思う。
(近くのバンギャルさんがそんなようなことを言っている声が聞こえた。)
ワンマンライブもそんな感じなのかはわからないけれど。
それともこの日は仕方がなかったのかな?(そのワケは後ほど。)
私はというともうニヤニヤしっぱなし。
なぜならChantyを聴けるのをとても楽しみにしていたから。
動員のコドモドラゴンを除く4バンドの中で1番生で聴きたかった。
確かkaniさんから知った訳じゃなかったはず…いつの間にか名前を知っていて、なぜかずっと気になっていたバンドさん。
おかげで新しいフライヤーを見つけるたびに持って帰るという…おかげですでにもう5枚くらいあるわよ。
実はさっきのkaniさんのおすすめのファーストアルバム「Chantyの世界へようこそ」を2016年の年末に入手していた私氏。
(公式サイトでは売り切れの入手不可のものを私氏御用達V系専門中古屋さんで偶然見つけて気付いたら手に入れていたよ。って思ったけどもしかしてCDショップではまだ普通に売っている…?)
しかし、iTunesとスマホが接続できなくなって聴けず終い…。(意味ない)
スピーカーのないパソコンをこれほど恨んだことはないわ(´・ω・`)
それは置いておいて、そんな個人的期待の新星Chantyがしょっぱなから聴けるなんて!
暗転から一転、ステージが光につつまれ始まった1曲目の貴方だけを壊して飾ってみたい。
このタイトルだけ見るとものすごくヴィジュアル系っぽい感じ。
血みどろ頭イっちゃってる系グロテスクな曲を想像する方もいるでしょうが、その期待を大きく外れた爽やかないイントロから始まり、Vo.芥さんの太くて伸びやかな声が会場いっぱいに広がった。
その衝撃といったら鋼鉄の涙腺を持つ私でも目頭が熱くなるほど。
今調べたら彼らのコンセプトは『突き刺す音楽』なんだそうで。
たしかに、まるでドライアイスの氷柱(ツララね)で胸を刺された上、屋根の雪まで全部落ちてきちゃったっていう感じ。
冷たいはずなのに火傷するっていう不思議な感覚、あれに似ていて。
しかも、そのままお寺にある大きな鐘の中に入れられて外からゴーンってやられたような。
…ほらね、これ伝わる気がしない。
とにかくもうその歌声ときたら口やお腹から出ているというより全身、毛穴からも出ているんじゃないかって思うほど。
しかも高音の伸びも超絶綺麗でただただ圧倒されるばかり。
CDあるある(だと思っている)の高音綺麗詐欺じゃなかった。
そうそう、ほとんどフリがなかった(少なくともあの場では)から曲に集中して聴けたよかった。
これは多分だけど、会場にいる他バンドさん動員の方のほとんどがChantyの名前の知名度とは裏腹に曲やノリに関しては謎だったんではないかな…と。
私も事前に知っていたことは、
・芥さんの名前
・「おとなりさん」「真相」「フライト」「ひどいかお」
・数曲とアルバムのタイトル
・芥さんがex.moranのsoanさんとex.amber gris(ex.ruvie)の手鞠さんとなにやらプロジェクト的なことをやっていること(詳細は知らない)
くらいで、芥さんのあの妖怪アンテナのような個性的な髪型がなければフライヤー等々見ても顔は認識できない状態だったし…。
とにかく、Chantyギャさん(とお呼びすればいいのかな…調べても分からなかった)以外は彼らの音楽の受け止め方をちょいと考えようとしたんだと思う。
1曲目が終わると会場からは拍手が。
2曲目のミスアンバランス。
今度はうって変わって少々アップテンポで縦ノリ曲。
すごく明るいっていう曲調でもないけれど、ノリやすくてよかったなぁ。
と、途中で気になったのは下手ギターの千歳さん。
私は下手にいたんだけど前の人の頭でよく見えていなくて…にしても千歳さんの頭の位置低すぎやしないか?…と。
あんな低く腰落として弾くギタリストなんている…?
なんてアホなことを考えていたところで丁度ギターソロパートに。
芥さん:「彼は今、骨折しているので座ったままで許してください。」
え?
曲中にも関わらずざわつく会場。
よく見ると千歳さんは腰を落としているのではなく椅子に座っていて。
しかし、綺麗な金髪を振り乱し、必死で曲を表現しようとしている姿に見惚れました素敵でした。
ベースの野中拓さん(以降拓さん)は千歳さんが動けない分、めいっぱい動き回って会場を煽っていたなぁ。
そう、だから登場は負担がかからないようにしたのかなぁって思ったわけで。
私も。恐らく会場にいた人も。
…とか言っていつもこういう登場してたら恥ずかしいわごめんなさい…!
2曲目が終わると(確かここでだったと思う)、芥さんから一言。
「本日トッパーを務めさせていただきますChantyです。」
会場:拍手
「ViSULOGさん6周年おめでとうございます。」
と、続き千歳さんの骨折についてもう一度触れて話をしてくれた気がする。(MCはあまり記憶がないんだ…けどそんなに話していなかったなぁ。)
芥さんの話すときの声は想像以上にしっかりしていて、話し方から「この人はきっとすごく真面目な人なんだろうなぁ」って思った。
ここだったかなぁもうちょっとあとだったかもしれないけど、芥さんが曲に入る手前に言った
「Chantyの世界へようこそ」
に震えた。
ああ…いいなぁ。
こういうのとても好き。
会場もちょっとざわついた。(どういう意味でざわついたのかは私には分からなかったけど)
それからの3曲目やんなっちゃう。
こちらも賑やかな曲。
曲名だけは知っていたけど、「やんなっちゃう」って字面がもう可愛くて仕方ないよね。
無駄に言いたくなるよやんなっちゃう。
タオルを振り回すサビの最後「やんなっちゃう」っていうところで、タオルを上に投げるあのフリ一緒にやりたかったなぁ。(タオルを持っていなかったから手でやっていたよ。)
しかし私がやったら変なところに飛んで行きそうだから練習してからにしようそうしよう。
芥さんは一緒にタオルを振り回したり投げたりして先導してくれていた。
普段は分からないけれど、この日はどちらかというと言葉で先導するよりも動いて見せるスタイルだったような。
なんだろう、歌の正確さとChantyの世界観に集中しているようにも思えたけど。
そのおかげで聴き入ってしまったよ。
またしても刺さったよぐさり。
4曲目の無限ループ。
とっても聴きやすいイントロに対して、AメロBメロはメロディがあるのかないのか心の叫びのような愚痴と言ってもいいほどのネガティブ全開の歌詞をまるでヤケを起こしたように歌う芥さん。
kaniさんが『日本一声の大きい弱虫』と表現したのも頷ける。
とても親近感が湧く歌詞に酔っ払ったとき歌いそうだわ私。
まぁ私の酔っ払い事情はさておいて、このサビはものすごくいい!!!
私個人的に、ボーカル以外に楽器隊の声が入る曲が好きで、それは合いの手でもいいんだけど特にコーラスが入っているのが好きで。
Chantyはというとびっくり仰天。
恐らく楽器隊全員でコーラスを歌っている模様。
しかもそのコーラスときたら恐らく「あー」だけ。
これが他のバンドさんであればシンセサイザーでバイオリン的なメロディを入れるか、ボーカルでコーラス録ればオッケー♪というところなのに、一筋縄でいかないのがChantyのいいところ。
あの爆音の中でポンっと決まった音を発声するの本当に難しいだろうなぁ。
しかもそれが全然芥さんの歌の邪魔にならないどころか引き立てているという…!
私は下手にいたけれど、上手ギターのshia.さんの必死に声を出す姿が強く印象に残っているよ。
サビのタオルを振り回して、1フレーズだけ会場が合いの手するところで私も相の手できたらよかったなぁ。(そのときはなんて言っているか分からなかったからできなかった…残念。)
この曲の最中だったかな?
一度立って暴れようとした千歳さんを芥さんが飛んできて座らせたり。
その後頭をクシャクシャってされてなだめられていたり。
その様子がなんというか子供をあやすような優しさに溢れていて初見の私でも胸を打たれたよ。
曲が終わると、芥さんから千歳さんにお叱りの言葉が、
「君が骨折をひどくしたらバンドが解散して僕は就職しなければならないので。」
会場:笑
「本当は彼もヘドバンしたくてたまらないんです。
でも彼の代わりにみんなが動いてくれるよね?」
と言って煽りながらの5曲目はm.o.b.。
またしても名前だけ知っていたよ。
サビは高音の連続。
女子でも難しいであろうメロディなのにあんなに綺麗に出せるなんて本当に芥さんの歌唱力はすごい。
本当にやんなっちゃう。(これ言いたいだけ)
ラストは今夜未明。
曲に入る前に芥さんから一言。
「一歩も動かず聴いてください」
またしても一瞬ざわついた会場。
止まらずはよくあるけれど動かずとな…?
と思ったけれど、一歩も動きませんでしたよ。
私も。周りのバンギャルさんたちも。
この曲がまたもや素敵。
なんだろう。
聴きながら、本当に魅せるバンドだなぁと思った。
煽りやMCの「言葉」で伝えるんじゃなくて、その曲と歌、演奏、動きで表現しているっていうのが伝わってきて。
完全に感覚だけど、Chantyの世界観を出すために照明もこだわっているじゃないかな…と。
語彙力のない私には彼らを見て「全身全霊」という言葉しか思い浮かばなかったわよなんなのよ。
この曲では芥さんはマイクスタンドを異様な程低くして歌っていたんだけど、なんであんなに腰を曲げているのにこんな声量出るの?と不思議で仕方なかった。
曲の最後、一回音が消えて沈黙する部分で、芥さんは座り込んでDr.成人さんやshia.さん拓さんに目配せして(たように見えた)タイミングを合わせて最後のサビへ。
真っ白いお衣装のせいか、Chantyの世界観のせいか私は彼らが天使なんじゃないかと。(言うまでもないが可愛い!といった類の意味ではない)
なんだろう、私が書くととても安っぽく聞こえる…。
最後の最後で気付いた…芥さん、裸足。
ああもうダメ…裸足で歌う人私とても好き。
見た目が好きというより、裸足で歌う人って音に感情乗せるのが上手いイメージで。
しかも歌そのものも上手いイメージしかなくて。
そしてどちらとも見事に当てはまっているよやんなっちゃう。(言っておくけどふざけてないからね)
曲の1番最後の歌詞「おやすみなさい」で照明がすべて消えて、しかもそれを言うと同時に袖に消える芥さん。
楽器隊もそれに倣い袖に消えて、残ったのは椅子に座った千歳さんだけ。
千歳さんがやっと立ち上がって去ろうとしたとき芥さんが出てきて軽く抱きしめた。(ように見えた)
それから肩か手を貸そうとしたみたいだったけどやめたみたいで、芥さんは再び先に袖へ消えてしまった。
会場は曲と同時に袖に消えた芥さんに驚いてどよめきだったけれど、私にとっては「おやすみなさい」で終わらせたことがもう本当によかったし、そのあと千歳さんを迎えに来た芥さんが結局そそくさ去ってしまったのも含めて、その不器用な感じがとてもChantyそのものなんじゃないのかと。
Chantyの世界本当に素晴らしかったです。