グレート・ムタ | プロレスLOVE

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グレート・ムタは、マネージャー兼ブッカーのプレイボーイ・ゲーリー・ハートによってプロデュースされた、忍者をモチーフとしたペイントレスラーであり、武藤の「化身」であるが、武藤本人が「代理人」としてコメントをすることもある。設定上は、同じくゲーリー・ハートがマネージャーとなったザ・グレート・カブキの息子。正式なプロフィールによると、1989年4月2日・アメリカ合衆国ルイジアナ州ニューオーリンズ出身である。カブキとは1993年に「親子」対決を、1998年には「親子」タッグを結成したこともある。ちなみに「ムタ」の由来は、「グレート・ムトウ」と外国人が「ムトウ」とうまく発音できないために、武藤自身が呼びやすい名前にした(ただし、現地のWCWのテレビ放送において、「Great Mutou」とテロップを出すところを誤って「Great Muta」と表示されてしまったことから始まるという説もある)。そのため日本での意味は「グレート・ムトウ」ということになる。設定上、英語しか喋れないはずだが、武藤が設定を忘れて日本語を喋ってしまうことがあった。
ムタの誕生はプエルトリコのWWCでの海外武者修行時代に遡る。修行先ではスーパー・ブラック・ニンジャのリングネームを名乗って活動していた。これがNWAのプロモーターの目にとまり、ゲーリー・ハートのアドバイスにより、顔にペイントを施したザ・グレート・カブキの息子、ザ・グレート・ムタが誕生した。そして1989年にWCWに登場(初登場時は忍者キャラで、入場コスチュームには「伊賀流」の刺繍が入っていた)、ムーンサルトプレスを必殺技に、スティングやリック・フレアーとの抗争を経てヒールの人気レスラーとなった。日本初登場は1990年9月7日、大阪府立体育会館でのサムライ・シロー戦である。これ以後、年に何度か登場し、対戦相手を流血と毒霧地獄に追い込む凄惨な試合を展開している。
もともとは顔に毒々しくペイントをしていた。スキンヘッドになると一時封印して、後述の黒使(師)無双が武藤の化身として登場していたが、2002年に毒蜘蛛をモチーフとするSFX用ラバーマスクとペイントを組み合わせた新しいスタイルで復活させた(マスク制作は特殊メイクアーティスト、JIROによる)。その後、ジェイソン、デビル、ダース・ベイダー、海外遠征によるメキシコでの世界遺産、イギリスでの騎士、プエルトリコでのパイレーツ、中国をイメージしたコスチュームで登場。武藤本来のファイトスタイルとは正反対の毒霧・凶器攻撃・反則攻撃が非常に多いが、武藤自身の華麗な技も披露する。かつてはムタと素顔の武藤の差別化を図っていたのか武藤が得意とする足4の字固めなどは決して使用することは無かったが、復活後のムタは武藤が使用する技も頻繁に使用しするようになった。試合は必ずといっていいほど流血試合になる。
Muto was featured in the wrestling documentary, Bloodstained Memoirs.
WCWでの活躍から、ジャイアント馬場と共に『本当の意味で、アメリカマット界で成功した日本人レスラー』とも言われている。WWEに登場したことはないものの、未だもってアメリカでの人気は高く、人気・知名度共に日本人レスラーの中ではトップクラスである。WCWでは1989年から1990年にかけてテリー・ファンクとのJ・テックス(J-Tex)で活躍し、1989年10月28日のPPV "Halloween Havoc" ではブルーノ・サンマルチノを特別レフェリーに迎え、フレアー&スティングの頂上コンビとサンダードーム・ケージ・マッチで対戦している[5][6]。2000年の参戦時にはバンピーロやインセイン・クラウン・ポッシーとダーク・カーニバル(Dark Carnival)なる怪奇派ユニットを結成し[7]、バンピーロとのコンビでクロニック(ブライアン・アダムス&ブライアン・クラーク)からWCW世界タッグ王座を奪取した[8]。
2008年、全日本所属だった雷陣明がトライアウトを経て、KIYOSHIのリングネームでTNA所属となった際に、KIYOSHIのプロモ映像で武藤とスティングが出演し、スティングはかつて武藤と戦ったことに触れながらKIYOSHIに期待するコメントを送り、ナレーターもムタの弟子であることを強調するなど、現在でも影響力の大きいことが窺える(そのKIYOSHIもムタを彷彿とさせる黒いフェイスペイントで活躍している)。



ムタの偽者、真似たキャラクター
グレート・ムタには偽者が登場している。2002年10月に新日本プロレスに初登場し、2004年11月には全日本プロレスに登場した「GREAT MUTA」である。どちらもムタと違い全身コスチューム系覆面レスラー(一応ペイントもしている)で、どちらも同じコスチュームだが中身は別人である。 武藤敬司自身は偽者に嫌悪感を抱いており、全日本プロレス版が2004年に登場した時はグレート・ムタ対GREAT MUTAの直接対決を行ってこれを打ち破っている。その後、この偽MUTAはマスクを脱いで素顔のジョニー・ザ・ブル・スタンボリーとして参戦、VOODOO-MURDERSを結成している。
なお、2002年に新日本に登場したMUTAは、正体を明かしておらず不明である。
また、別レスラーのバリエーションとして元キングスロードの宮本和志はグレート・カズシ、大仁田厚はグレート・ニタ、小島聡は愚零斗孤士(グレート・コジ)、TARUはグレート・ルタ、曙はグレート・ボノ、吉江豊は具冷斗油太(グレート・ユタ)、竹村豪氏はグレート・タケとしてリスペクトしている。また、カブキ本人が新たに連れてきたカブキシート等が存在する(女子としては工藤めぐみが同系統のキャラクターに扮したことがあったが、予告無しであったためリングネームはそのまま。後付けで「女愚魅」と呼ばれることはある)。ただしカブキ直系(本人が連れてきた等)のギミックはムタとユタ、タケとカブキシートの3人のみである。

入場曲