ニースの旅行記が終わったところで、留学セットアップの続きについて書いていこうと思います。
以前のブログで少し触れていた「電気工事に1ヶ月もかかった件」。
今回は、その詳細と結末をお伝えします。
結論から言うと、夫がフランスの電力会社・エデエフ(EDF)と配給会社・エネディス(Enedis)を相手に、申し込みから約3ヶ月半かけて不当な請求を取り下げさせるまでの執念の記録です。
これからフランスで生活される方への参考として、また理不尽なトラブルに直面した際のAI活用法としてお読みいただければ幸いです。
1ヶ月かかった電気の開通
無給ポストでラボに通う夫が、単身で南仏の地方都市に到着した翌日。
電気の利用申し込みは無事完了しました。
しかし利用には機械の交換が必要とのこと。
開通まで以下のトラブルが発生しました。
• 到着2週間後(1回目の予約)
エネディス(Enedis)の技術者が作業に来る予定が、一日中待機しても現れず。
着信履歴もないまま、後から「不在着信」のSMSだけが届きました。
電波の問題か、一瞬だけ鳴らして切るワン切りですかね……?
• その2週間後(2回目の予約)
気を取り直して再び一日中待機するも、インターホンは鳴らず。
ポストに「不在票」だけが投函されていました。
忍者の修行か何かでしょうか
。
(※大家さん曰く、我が家は旧番地と混同されやすく迷いやすい場所とのことです)
• その1週間後(3回目の予約)
3回目でようやく技術者が到着し、無事に開通しました。
申し込みから、実に1ヶ月以上が経過していました。
理不尽な二重請求と遅延損害金
電気が開通して安心したのも束の間、後日届いた請求書には、
1回目と2回目のすっぽかしを「不在による無駄足」とされ、出張費が二重に請求されていました。
いやいや、2回ともずっと家にいたんですけど
!!!
勝手に来なかった(来たふりした)くせになんで二重請求!?
ここから、エデエフ(EDF)との長いやり取りが始まります…。
1. クレームと支払い期限の延長
夫が「一日中家にいた」と抗議すると、担当者Jさんから「配給会社に確認するため、解決まで支払い期限を延長する」との返信が。
おお!話が通じる人がいた!と一安心。
2. 突然の督促状
Jさんの言葉を信じて待っていたところ、約2ヶ月後、突然「電気を止める」という警告付きの法的督促状が届きました。
えええええ
!!
担当者さん、支払い期限延長してくれたんじゃなかったの!?
社内連携が全く取れていないフランスあるあるが華麗に炸裂。
さらに後日、別の担当者から
「配給会社の記録では不在だったため、請求は正当(キリッ)」
というテンプレ回答が来ました。
3. 遅延損害金の上乗せ
申し込みから約3ヶ月後、新しい請求書が届きました。
出張費1回分は返金(先方のミスと認定!)されていましたが、
なんとJさんが「待つように」と言った期間に対する「遅延損害金(7.50ユーロ)」が上乗せされていたのです!
自分たちで「待て」って言っておいて、その期間の遅延損害金を取るってどういう神経
!!
しかし電気が止められるリスクを避けるため、夫は怒りを押し殺し、一旦全額を支払いました。
AIを活用した抗議と返金
お金は払ったものの、理不尽さだけは絶対に許せません
。
夫は残りの出張費の返金は諦め、ターゲットを「不当な遅延損害金」に一点集中させて再度抗議を行いました。
感情的にならず、最初の担当者Jさんの「支払い期限を延長しました」という一文をそのまま引用。
「そちらの指示に従って待っていた期間にペナルティを課すのは不当である」と論理的に指摘しました。
この時、度重なるトラブルに、普段はあまり悩まない夫のメンタルも限界突破。
フランス語の抗議文の作成をすべてAIに任せ、完全に死んだ心でコピペして送信ボタンを押したそうです
。
AI、ありがとう。
すると直後、新たな担当者から「例外的な措置として、遅延損害金を返金する」との連絡がありました。
勝った!!
……って「例外的な措置」!?
絶対に非を認めないし、頑なに謝罪の一言も無いその強靭なメンタル、一周回って尊敬します
。
フランスのインフラトラブル対策
今回の経験から夫が得た、フランスで生き抜くための教訓3か条です。
1. 証拠はすべて残す(相手の「待ってていい」は鵜呑みにせず記録!)
2. 相手のメールの文言をそのまま引用して論理的に指摘する
3. 担当者によって言うことが違うため、おかしいと思ったら諦めずに別の担当者に投げる
フランスでのインフラ手続きで理不尽な対応を受けた際は、ぜひ一つの解決策として参考にしてみてください!






