料理中鍋のふたを開けたら、内側に付いた熱湯の水滴が、スリッパから出ている足の甲にしたたり落ちた。
アチッ!
靴下の上からにも関わらず、たったひとしずくで軽いやけどを負ってしまった。痛い。
能登半島地震で熱湯をかぶり、やけどを負って亡くなった5歳の子を思い出した。
こんな小さな軽いやけどでも痛いのに、あの子は相当痛くて苦しかっただろうな。
・・・泣ける。
もし私が同じ立場だったとして、入院を断られても食い下がるか、他の病院に連れて行く。
例え遠くの病院だとしても、行くことが困難だとしても、断られても、あらゆる手段を使う。
先生の見立ては腕次第だし、誤診なんて普通にあるから、セカンドオピニオンが大事なのだ。
ちょっとでもおかしいな、と思ったら、それは間違ってないから即行動。
状況が状況で難しかったかもしれないけど、これは親の判断。
自分の身は自分で守る。
子どもの身は親が守る。
だけど本当は大前提として、熱湯の近くに子供を寄せ付けてはいけない。
うちは子が生まれてからヒーターは処分し、エアコンだけにした。
灯油もヒーターも、万が一の時は危ないから。
危険な事は事前に排除するのも、身を守ることに繋がる。
どうか、安らかに。