ガラント反射
現象:背中をこするとこすった方に側屈する。
目的:体幹伸展筋の促通
出現時期:新生児
抑制時期:1〜2ヶ月
発達:新生児期では屈曲筋が優位である。そのため
伸展筋を促通するためにガラント反射を
行う。また、3ヶ月では頭頸部を45〜90°まで
挙上することができ、随意的に伸展筋を促通
することができるためこの反射は抑制され
る。
備考:4ヶ月では頭頸部を垂直位まで挙上。
4〜6ヶ月では肘立ち位
6〜7ヶ月では手立ち位
7〜8ヶ月では一側上肢挙上→ずり這い
8〜9ヶ月では四つ這い
9〜10ヶ月では高這いとつかまり立ち
10〜12ヶ月ではつたい歩き
12〜13ヶ月では歩行
の順に伸筋が強化し発達する。
モロー反射
現象:背臥位にて頭部を落下させると両上肢が挙上、外転しその後抱きつくように内転する。
目的:頭部を守った後に抱きつく
出現時期:新生児
抑制時期:4〜6ヶ月
非対称性緊張性頸反射(ATNR)
現象:頭頸部を回旋させると、回旋側の上下肢の伸
展、反対側の上下肢屈曲
目的:背臥位の安定性向上
出現時期:新生児
抑制時期:4〜6ヶ月
発達:体幹筋の賦活とともに背臥位が安定し、抑制
される
備考:背臥位は胸郭と骨盤帯の構造が船底状となっ
ているためとても不安定な肢位となってい
る。そのためATNRで支持面を増加させ安定
させている。また、ATNRが出現している時
期は背臥位が安定しているために寝返りが阻
害される。
緊張性迷路反射
現象:腹臥位で頭頸部が屈曲している時は両上下肢
屈曲。背臥位で頭頸部が伸展している時は両
上下肢伸展。
目的:腹臥位にて顔面が床につき呼吸困難になるこ
とを防ぐ
出現時期:新生児
抑制時期:4ヶ月
発達:4ヶ月に定頸し、随意的に呼吸確保すること
ができるようになり、抑制される。
対称性緊張性頸反射(STNR)
現象:頭頸部を屈曲させると両上肢屈曲、両下肢伸
展。頭頸部を伸展させると両上肢伸展、両下
肢屈曲
目的:四つ這いの練習
出現時期:6ヶ月
抑制時期:8ヶ月
発達:頭頸部伸展位、両上肢伸展位、両下肢屈曲位
は四つ這いである。そのため四つ這いになる
ための反射であると考える。また、四つ這い
は8〜9ヶ月であるため、四つ這いができるよ
うになると反射が抑制されるとも考えること
ができる。
迷路性立ち直り反応
現象:両目を隠した状態で体を斜めにすると体幹が
側屈し、重力に抗する
目的:座位や立位でのバランス能力に関与する。
出現時期:座位や立位では6〜7ヶ月
抑制時期:なし
発達:介助なしでの座位は6〜7ヶ月で可能となる。これは迷路性立ち直り反応と同時期であるため、座位を行うための必須条件であると考える。