バンコクに単身赴任で行っている旦那の様子を見て欲しい
との依頼
アソーク駅から対象者が電車に乗車する
シーロム駅で降車すると
そこにはタニア通が待ってる
タニア通とは、バンコクの歌舞伎町のような所で
簡単にいうと
スケベな日本人が集まる場所です
多数のキャバクラやカラオケが立ち並び
女の子や呼び込みが、ひっきりなしに声を掛けてくる
対象者はある雑居ビルに入って行った
その入口付近で僕が立ち張込みをしていると…
タイ人呼込「お兄さん、かわいい子いっぱいいるよー。ちょっと見てみない。」
行きたいのはやまやまなんですが…
「張込みしているから行けない」
とも言えない
そんな時によく使う言葉
「ここで友達待ってるから…」
この言葉は簡単に言い放てる言葉だが
2時間くらいしか効果がありません
次の日も、その次の日も
対象者がタニア通の雑居ビルへ入って行く
また同じ呼込が近づいてくる
タイ人呼込「お兄さん、いつまで友達待ってる？日本人は本当に我慢強いねー。」
長野での浮気調査の事
対象者はフィリピン女性と同棲している
OST調査員は、この調査の責任者です
【OST調査員は、僕が大手調査会社でサラリーマン探偵をしていた頃の後輩です】
対象者が住むアパートは、下宿のようなアパートで、その2階の一室に二人は住んでる
OST調査員「ちょっと下見を一緒に行ってもらえますか？」
僕とOST調査員は、対象者の住むアパートへ入る
1階の建物出入口には下駄箱があり、居住者はそこで靴を脱いで上がる
1階には共同トイレ・共同浴場・食堂のような大きな部屋がある
食堂には数名の住人が談笑している
OST調査員「対象者の部屋は2階の中央南側の部屋です」
二人でその部屋まで向かい、部屋の様子を窺うと、室内より男と女の声がする
僕「対象者も浮気相手もいるね」
しかし、このような状況で不貞の証拠を撮るのは非常に難しい！
その部屋に二人でいる様子や部屋から二人が出る所を撮らないと証拠にならないからだ！
僕「これヤバイね！外からまったく撮れないじゃん。カメラの映像電波で飛ばして録画する？」
周りを見渡すが、小型カメラを仕掛ける場所もない
このアパートはアパートの造りではなく、１軒屋を何名かでシェアしている
めぞん一刻のようなアパートだ
さらに2階の廊下の奥の方には、大家と思われる女性の親子が掃除をしながら
こっちを見てる
大家親子「何かこのアパートに御用があるのですか？」
間髪入れず
OST調査員「友達待ってるんです！」
僕「⁈。」
OST調査員「ここは僕に任せてください。いつもの【友達待ってる作戦】でいきます。」
僕はOST調査員を２階に残して、アパートを出た
2時間程して、OST調査員に電話を掛ける
OST調査員「まだ対象者も女もは出てこないですね。僕、少しこのアパートの中で名物になりはじめています。」
僕「もうやめた方がいいよ」
OST調査員「みんなにガッツあるところ見せたいんですよ。いつもバカにされてるから…」
6時間程経過したころ
パトランプを回したパトカーがアパートの前に停車する
「OST…友達じゃなくて、下で警察が待ってるよ」
対象者の部屋の南側の窓から、対象者とフィリピン女性が仲良さそうにパトカーの様子を眺めていました！
とりあえず、二人が部屋にいる所を証拠として撮っておきました
『マニュアル一辺倒の調査はしません
名古屋トラブル相談センター』
日本探偵も本当に我慢強いねー
