
小雨の朝、駐車場で車を降りると
店内から心惹かれる香りが外まで流れてきた

朝露に濡れた新鮮なバラのような芳淳が鼻腔に襲来
思わず深呼吸数回、そして、喘いだ
まるで腰のラインを指で辿る感覚である

屋久島の早朝を思い出し、素敵な森林沐浴ような
香りに包まれて恍惚としていた感じ

小さな青紫の花が沢山咲いている鉢を飾った
黄金色に輝く目玉焼き、薫りの高い焼きサバにおろし大根
ふわふわのパンに牧場風味のバターをフォークで薄く
小さな破片になるように削って乗せた
慣れているので、時間もスピーディだった

まるで宝石箱をひっくり返したような
彩り鮮やかな野菜、こんもりしたキャベツは
薄黄色ベールをかぶった花嫁に相似
愛らしく微笑んだウインナーが長く、長く、
無限な伸展力に感服
ご馳走様でした
