ひらめき具体的でわかりやすい。暖かくほっこりする一冊。


本家族のだれかがくつろいでいると きにガーガーと掃除機をかけたくなったり、「片づけなさい!」と 言いたくなるのは、割り切れない思いの反動なのかもしれません。 家族がくつろいでいたら、片づけなんて忘れて、自分が真っ先に くつろいでみましょう。

ごはんのあとにみんながテレビを見ていたら、食器の片づけを少 し遅らせて、自分もソファーにどーんと座って、みんなといっしょ に心からくつろいで、テレビを見てはどうでしょうか。

大切なことは、片づけることではなく、ご機嫌でニコニコとすご すことであるのは、まちがいありません。


・掃除をしたいときは、かならずやってきます。

好きなタイミングで掃除をすることは、体と心の声に素直になる ことです。それは自分を大切にすることにつながります。


・学校に行きたくないと言われたら、「よくぞ言ってくれた」とほめましょう。「うんわかった。お休みしよう」と即答しましょう。

そのあとで、子どもの話に心から耳を傾けます。

「そうかそうか。それはしんどかったね」と、ハグして あげてください。

子どもの言葉は本気です。批判や説得はご無用です。 お母さんやお父さんが寄り添うだけで、子どもは癒されていきます。

お母さんもそうだったよ。

お父さんもそうだった。

いまでも会社に行きたくない日、あるよ。

人間は機械じゃないから、先生も友だちも、学校お休 みしたい日あるよ。みんないっしょだね。

「お母さんが話を聞いてくれた」と、愛情と喜びと信頼が満ちていきます。 あとはゆっくり少しずつ。子どもに任せましょう。


・親に後悔があると過干渉。親に趣味がないと過干渉。

その親を選んで生まれたのは、間違いなくその子の選 択ですから、実はそれほど気にしなくてもいいんです。 親は一生懸命に仕事や家事をし、子どものことは放っ ておくぐらいがちょうどいいようです。 子どものほうか ら近づいてきたときに、「大好き、大好き、やればでき る子。自分の好きな道を歩いておいき」と言ってやれば いい。


・子どもを疑うから過干渉になります。 そして、 子ども を疑う人は自分への不信感があるようです。まずは親 自身が自分をやさしくいたわってほしいなと思います。

いっしょに遊ぼう 親という上の立場より仲間で とっては何より大切です。です子どもはいっしょに遊ぶ横の同志的感覚が大切。笑う人を仲間だと思うのです



・できていることを教える

1日の終わりに、「あれもできなかった」「これもできなかった」と落ち込むことがあるでしょう。でも、できなかったことは、しなくてよかったことで す。できなかったことは、人生でなんの意味もありません。

できたことを数えましょう。

あなたにしかできなかった大切な何かが、たくさんあ るはずです。