特に大手仲介業者では、月末になんとか月内の契約まで持っていこうとします。
あまり欲しくない物を買え買えと言っても、ほとんどの人は、普通買わないでしょう。
ましてや、高額商材の不動産は、
付き合いでや、よくしてくれたから、
あまり気に入ってないのに買うということは、あり得ません。
じゃあ、ノルマに追われた営業マンが月末にとる行動は？
ズバリ、売主を口説くことです。
あと、1日2日で、即決してくれるのは、不動産業者が、最有力ですし、
業者に買ってもらえれば、両手の手数料です。
しかも、たいていの場合、買取業者も今後、また安く物件を紹介してもらうため、仲介業者の困らないよう細かいことは、ほとんど言いません。
金額さえ、安ければ•••
よって、売主側の仲介業者からすると、売主さえ金額面で説得できれば、手数料的にも仕事的にも、この上ないおいしい取引になるのです。
例えば、
5000万円の物件を4500万円に値引きして、他社に客付けしてもらうより、4000万円まで値引きして、業者買取に紹介して両手にする。
もっと、えげつないくらい安く取引することもよくあります。
この場合、売主は、被害者です。
たいてい、人がよく、高齢者が多いのです。
大手だから安心と、信じきっているのです。
はっきり言って、騙されています。
知らないがいいことに、そこに漬け込んだ詐欺のようにしか感じられません。
多くの場合、そこまで安くしなくても売れるのです。
売主も急いでいないのです。
さらに、もっと高く買うという人が現れても片手なら、担当者は、その話をなかったことにしてしまいます。
売主の運命は、担当者の手の中に委ねられているのです。
正しい判断が、できない人間に、数字をねじ曲げたり、事実を隠し、自分の都合だけのために、多額の損害を与える•••
自分の数字合わせのためにやった取引が、売主の老後の蓄えを減らし、行きたかったところに行けなくしたり、病院•老人ホームに入れない
最悪、孤独死など、その後の人生を狂わせる引き金をひいたことになるかもしれませんね。
仕事は、人生の一部にすぎません。
人の人生をあえておかしくするのは、仕事ではありません。
多少の金や保身のために、そんな生き方は、したくありません。