思春期真っ只中の頃はニキビ知らずだったのに、アラサーに突入した頃から吹き出物が頻繁にでてくるようになった。
口周りが特にひどい。いじるな、潰すな!を信じて放っておいても噴火してくれず、そのままグチグチとくすぶって最終的に黒い痕になる。なんかもう汚い。
あと下腹が出る。ひどい。ちょっとお酒を飲んだだけでまん丸く出っ張る。 なんか色々跳ね返せそう。
乳も離れる。厳密に言えば垂れて離れる。そのせいか肋がバキバキに浮き出てくる。 なんつーか、上から痩せる。下に溜まっていく。

…老化ってやつか。
三十路とルンペンに片方ずつ足を突っ込んでもはや腰あたりまでズブズブのアラサー女はもちろんオシャレなんかマトモに語れないんだけどね、 オシャレ泥棒どころか明日のタバコ代を万引きしそうな勢いなんだけどね(注※しません)。
それをふまえた上でオシャレ話をするとすれば、私が住んでいるところは中途半端な田舎だ。中途半端な田舎なんかたくさんあるから別に珍しくもなんともないんだけど、駅前にCOACHが出来れば次の日から若い女性の10人中7人がCOACHの紙袋に弁当箱いれて末永く持ち歩くような田舎だ。イオンが唯一のオシャレスポットってくらい田舎だ。お父さんの背広を借りて着たホストが指名ナンバーワンみたいな田舎だ。美容師見習いの髪型はボブかマッシュルームの2択なの?ってくらい田舎だ。きゃり~ぱみゅぱみゅみたいな恰好をした竹村桐子が村八分にされるような田舎だ。すんません、ちょっと妄想はいってます。
とにかくな、見るものすべてがダサくて垢抜けなくてカッコ悪い街なんだけど、つい最近、オシャンティ御用達の都内の某有名ショップ店員に上記のようなことをやんわりと苦笑いで言われたので、とりあえず「ほっとけや、カス。」って言い返しておきました。

地元の オシャンティ達の 名誉は 私が守る!

ちなみに私はここ数年ユニクロのパジャマ以外の服を買った覚えがありません。ガチで。
私はここ数年、最下層をさがし続けている。地面に這いつくばり泥水を顔面に浴びながら、私より下の人間をさがしている。
怠け者で人でなしで横暴で醜悪で、努力を知らず苦労を知らず現実から逃げ回る、ゆえに着るものも食べるものも住むところもなくしたような、そんな腐りきった人間をさがしている。
頭上には綺麗な服を着て美味しいものを食べて暖かい布団で眠る人達が数え切れないほど存在しているだろうに、そんなモノに目をくれる事も、もうない。サンタクロースを信じなくなった子どものように、そんな存在はおとぎの国の夢物語だと思い込もうとしている。
私が欲しいのは私より下の人間。できれば同じ年の頃の、女が良い。暗闇で涙も枯れて絶望している、バカで救いようのないその人をみつけて、ぎゅっと手を握り、目をみつめて、少しだけぎこちなく笑って、そうして誰も気にとめない地球の端っこで、二人で塵になるまで佇んでいたいのだ。

最下層の彼女は見つかるんだろうか。もし見つかったとして、彼女は私を見留めてくれるのだろうか。最下層に見えるものは地獄の鬼だけなのかもしれない。
今のところ私にはまだ、地獄は見えていない。












そこ、厨二病とか言わない。