秀「あー帰りてー」
真「通学路延々と往復してたい」
光「授業だりー」
千「だっちゃんなんていいじゃん、寝ててもテストで100点取れちゃうんだから」
光「まあなっ」
隆「うっわ、ムカつくわー」
駄弁りながら昇降口に入る。
すると、いつものように感じる視線。
隆「……」
その原因はわかっている。一つは、俺らに好意を抱いてストーキングしてくる女子たち。もう一つは…
俺自身の”能力”によるもの。
真「西島、またあの子たち見とるで」
隆「あー…この前告られたんだけど振っちゃったんだ」
秀「ってか、西島ってほんと彼女作らねーよな」
光「これだけモテるんだから1人くらいタイプの子がいてもおかしくないのに」
隆「タイプっていうか…なんだろな」
そう言って笑って誤魔化したが、俺はノリなんかで彼女を作る気にはならない。もし仮に付き合いたいと思った時には、俺から告りたい。
…って、そんなことはどうでもいい。
千「にっしーなりの何かがあるんでしょ、そっとしとこ!」
秀「だなっ」
教室に着いた俺らだが、席に着いてもまだまだ会話は続く。
光「なあなあ、朝浦ちゃんが転校生来るって言ってたけど…西島の隣の席空いてるな」
千「ほんとだ!昨日までこの席無かったよね?」
隆「ってことは俺の隣ってことかな?」
秀「まず間違い無いな」
真「秀太お前誰や(笑)」
千「女の子だったらいいなぁ~」
隆弘「えー女子は嫌だ。面倒な奴が増えるから」
真「俺もやー」
秀「出ました、モテる男の発言!」
千「二人とも夢無いなぁ…って、だっちゃんと秀ちゃんだってかなりモテてるよね?」
秀「おい光啓、入学から今日までで貰ったラブレターの数幾つだよ?」
光「ラブレターとか(笑)そんなに無いっての(笑)」
秀「またまた~そんなこと言っちゃって」
光「いや、本当だって(笑)」
隆「とにかく俺は與一筋だから当分御断りで」
真「俺は嫌や」
隆「また與に振られた…」
光「西島ドンマイ」
千「可哀想に」
隆「ちょっと!俺をもうちょっと労ってよ!」
秀「wwww」
話が盛り上がった頃、ガラッと教室の扉が開いて浦ちゃんが入ってきた。
それまで席を立っていた生徒たちが一気に席へと戻った。
浦「よし、全員揃ってるな…じゃあ、HR始めるぞ」
そう言って浦ちゃんは切り出した。
きっと、転校生の話もするのだろう。
浦「えー、まずはじめに。今日からうちのクラスに転校生が来たから、今から紹介するぞ!…宇野、入っていいぞ」
浦ちゃんの一声で、一人の少女が教室に入ってきた。