ーーー…
?「わっ!!!」
実「ひゃっ、何!?」
誰かの大きな声が聞こえて、私は飛び起きた。
その瞬間、鈍い音がして私のおでこに何かがぶつかった。
実「…ったぁ…」
?「へへっ、びっくりした?」
すると、誰かの声が頭上で聞こえた。
どこかで聞いたような声…
実「あのね、私が飛び起き…」
茶化すような口調の人に苛つきながら顔を向けると。
そこにいたのは。
実「た……」
奴だった。
あの、隣の席の…にっしー。
実「ああああああああっ!?」
隆「えっ、そんな驚く?」
おでこを摩りながらきょとんと私を見つめる彼。
私は、しばらく心を落ち着かせ、今の状況を理解した。
実「…あの、何でここにいるんですか」
隆「何で、って…お昼一緒に食べる人いないだろ?」
いや、決めつけないでよ。確かにいないけど。
実「…私、別に1人でいいので」
隆「いやいや、それじゃ寂しすぎるって。俺らんとこおいでよ」
実「結構です」
ぴしゃりと言い放つと、にっしー…西島くんは、見るからにしょんぼりしてまった。
なんか、私が悪いことしちゃったような気分。実際、折角誘ってくれたの断っちゃったけど…。
隆「…まあ、いっか。寂しくなったらいつでも来ていいから!じゃあ俺行くね!」
西島くんは、元通りの笑顔で手を振って屋上を出て行った。
実「…変な人」
私は、ぽつりと呟いてまたベンチの上で横になった。
実「西島…隆弘」
何故か、彼の笑顔が頭から離れない。どうして、他人なのにこんなに気になるの…?
その問いを払拭するように私は目を瞑り、また寝に入った。