\ブッブ ブッブ ブッブ…/
 
昨夜午後8時18分
珍しく私の携帯が鳴り、
私の胸は一瞬ドキっとした
 
すぐに夫からという事は
表示された文字で
わかったけど、こんな時間に
電話をかけてくるような人じゃない。
 
夕方、「行ってきます!」と言って
仕事に向かった夫からの電話。
 
事故に巻き込まれたと…
 
「車がぶつかって、手を怪我したから
これから警察がくる。」という。
 
この文脈から私は自分の過失で
どこかにぶつけてしまったのかと
思っていたら
 
夫はバイクに乗っていたところ、
車が急に飛び出してきて
よけられずにつっこんだのだと😱
 
「頭はぶつけてないし、他も大丈夫だから」
とだけ言って電話をきられてしまい…
 
私の頭の中は久々の大パニックでした。
 
電話をする事ができているという事は
とりあえず、今は命には別状ない
という事だから…
 
大丈夫、大丈夫
と自分に言い聞かせ
 
これが現実なのか、
どこか信じられない気持ちで
次の連絡を待つ時間の長いこと…
 
「これから救急車で病院に
行ってくれと言われたけど
恥ずかしいからいやなんだ」と
再び電話があって、
 
痛みに強い夫の事、
無理をしていないか心配で
 
それからがまたまた長すぎて
全く生きた心地がしませんでした。
 
それから居ても立っても
居られずの5時間長…
 
夫がやっと帰ってきたのは日付が変わって
2時間も過ぎた午前2時15分
 
警察も医師も皆が皆、口々に
良くこの程度の怪我で済んだと
言っていたらしく、
 
帰ってきてから事故の詳しい状況をきいて、
背筋が凍りつきました。
 
時速60キロ位で国道を走っていたら
脇道から急に車が出てきたと。
 
ブレーキはかけたものの間に合わず、
そのまま突っ込んだそうで
車は歩道まで乗り上げていったと。
 
自分もとんでどうなったかわからないけど
地面をみて終わったと思ったと。
 
不幸中の幸、歩道に人はなく、
車の運転手さんも無傷だったそうだけど…
 
少しでも色々なタイミングがずれていたら
衝撃で倒れた際に後方からの車に
ひかれていたかもしれないし
命も危なかったと言われたらしく…
 
考えただけで、
血の気がひいてしまいました。
 
全身に痛みはあるものの
命に別状はなく、兎に角、
手と膝の怪我と打撲ですんで、
 
無事に帰ってきてくれたので
本当に良かったですが、
 
人生何があるか本当にわからないと
「一瞬先は闇」という言葉が
頭をよぎりました。
 
そして、夫が仕事に行って何事もなく
帰ってくる事が、どこか当たり前だと
思っていた自分にハッとさせられ、
 
当たり前は当たり前ではなく
とても有難いことなのだと
改めて思い
 
日々のバタバタで
忘れかけていた大切な事を
思い出させてくれた夜でした。