品川 カンテサンス 前編 | ビア様の食べ遊びダイアリー

品川 カンテサンス 前編

本日初

 

 

御殿山というちょっと交通の便が悪いところに移転したにも関わらず10年連続ミシュラン3つ星を取り続けているお店。

 

前回の訪問はちょうど1年前の2月末。

ランチでした。その日はお嫁ちゃんの陣痛が始まって入院した日だったので、いつ生まれるかヒヤヒヤしながらだったのでワインは控えめだったのが心残り。

 

ランチが終わって病院に駆けつけましたが、結局生まれたのは夜遅く。

がっつり飲んでも良いは冷めてましたね・・・・結果論ですが。




今回はディナーで訪問。

 


店内は撮影禁止なので本来は外観だけですが、今回は個室!

案内されるまで知らなかったのですごく嬉しい。





お約束のメニューブックが渡されます。

知ってはいるのですが



反射的に開いてしまうんですよね。

 

白紙のメニュー。これは自明の理。

 

その日最高のお料理を提供しますという意味が込められていて、メニューはおまかせのコースのみです。





最初の1杯はシャンパーニュ。

 

ピエール・パイヤールです。

なかなか重厚なピノ・ノアールです。ピノに重厚という表現をしていいのかわかりませんが例えてみれば宝塚の男役のような・・・W

 

泡の音も力強い。

 

あ〜〜美味しい。



1品目はサクサクのサブレ記事にサヨリのムースが乗っています。

1品目の美味しさって期待度がぐんと上がって、こんな小さなひとくち分でもとっても大事ですよね。

 





パンも美味しいんです。外側のバリッとしたところが。

でも食べ過ぎ禁物。メインの頃にしわ寄せが来ちゃいます。様子を見ながらです。



小さなスープ

グラスに入ってますが温スープです。

細かく切った野菜と、モリーユ茸なとが入ったスープ。

にしんの卵は自家製・・ということは数の子をお店で作ったということでしょうか・・・

数の子のプチプチ食感がたまりません。

優しい出汁ですが、どこかスパイスのような引き締まった味もして、延々飲んで入られそうです。おいし〜。



こちらは定番。

カンテサンスといえばコレ。

 

京都からの山羊のチーズにゲランドの塩をかけ、百合根とスライスしたマカダミアナッツが乗っています。上質なオリーブオイルがかかっていてシンプルなお料理なので1つ1つの食材の良さが問われるお料理。

とってもフレッシュなチーズが最高に美味しい。荒く挽いた塩が時折じゃりっとくる瞬間もいい感じ。しょっぱいだけでなくしっかりしたミネラル感と甘みを感じます。



北海道のボタンエビを軽くしゃぶしゃぶして黄ニラを和えたもの。

マスカットヴィネガーのソースです。

海老って生より軽く火が通ってた方が美味しいよねってことで意見が一致。

そうなんです。大きいほどそのねっちょり感がちょっと嫌なことってあるんですよね。火を通すと甘みも増します。

ソースが爽やかで酸味がきつすぎず絶妙。

 

黄ニラといえばおすみちゃんちの長男君を連想してしまう・・・W





これもものすごく美味しかった。

焼きたてのブリオッシュにトマトと少し風に当ててサラミのようになった馬肉の軽パチョのようなものが乗っています。

これぞ三位一体というのでしょうか。すごい。


1杯目の白はリースリング。

アルザスはど田舎と言い放ったソムリエさんW

ここは高級店でありながらどのスタッフもみなさん気さくで話しやすい方ばかりです。

サッパリ飲みやすいリースリングの中で、これはかなり個性が強くて印象に残るワインでした。

2杯目はサシャーニュ・モンラッシェ

樽香が私には強かったなぁ・・・(安上がりな女です。)



どのお料理も絶品でしたが強いて言うならこれは普通というか、お腹のキャパを考えるとなくてもいいかなと思った一品。




アーティチョークのフリットに穴子の白焼きそこにハマグリの出汁が泡状になって乗っています。

 

アーティチョーク、しかもフリットは結構地味にお腹にたまるんです。穴子もちょっと身が縮んで硬かったな・・・

 

 

ハァ・・・幸せ。

 

ほんとここは外さないですね。

 

 

 

さて、そろそろメインですかね・・・・