なぜ小学4〜5年生から数学を始めるのか

 

「有段者なのに数学は普通。」

そんな話を聞いたことはありませんか?

「数学は中学生になってから」

そう考える方は少なくありません。

しかし、私は長年子どもたちを見てきて、

数学を始めるなら小学4〜5年生が最も良い時期の一つだと感じています。

 


 

小学4〜5年生頃になると、

  • 分数

  • 小数

  • 割合

  • 図形

など、数学につながる考え方が少しずつ増えてきます。

また、有段者の子どもたちは計算力が高いため、

計算そのものに時間を取られず、

「なぜそうなるのか」

を考える余裕があります。

 


 

例えば、

78×72

を計算するとき、暗算有段者であれば

5秒もかからずに 5616 が求まります。

 

しかし、

実は、この1問だけでもたくさんの見方があります。
 

「78×70=5460 と、78×2=156 に分けて考える」

「72×78 と 78×72 は同じ」

「80×72=5760 から 2×72=144 を引き算しても求まる」

「10の位が同じ数字で、1の位が足して10の掛け算だから、下二桁は2×8=16、上2桁は7×7+7=56」

など、数学では様々な見方をします。

「(75+3)×(75-3)と考え、75の2乗-3の2乗でも計算できる」

 →「75の2乗は10の位が同じ数字で、1の位が足して10の掛け算だから、下二桁は5×5=25、上2桁は7×7+7=56」

 


 

教育現場にいると、こうした『考える力』は、

中学生になって急に身につくものではないと感じてしまいます。

小学生のうちから少しずつ育てていき、習慣化していくもののようです。

 


 

私はこれまで、公立中学・公立高校教員として

大学入試レベルまでの生徒たちを指導してきました。

その中で感じるのは、

早く進んだ子ほど有利なのではなく、

早く「考える習慣」を身につけた子ほど強いということです。

 


 

だからこそ、

あんざんすうがくAAAでは、

ただ先取りをするのではなく、

考えることを楽しめる学びを目指しています。

 

計算力という大きな武器を持った子どもたちが、

数学の面白さにも出会える場所。

そんなゼミを作っていきたいと思っています。

 

「皆さんはお子さんの計算力を、今後どのように生かしたいと思いますか?」

 


 

今後このブログでは、

・有段者が数学で伸びる理由

・中学数学につながる考え方

・家庭でできる学習法

なども発信していきます。

 

"計算力を武器に、数学的な見方を育てる"