なぜ私は有段者向け数学ゼミを作ろうと思ったのか
私はこれまで、
珠算指導者として、
そして中学校・高校の数学教員として、
多くの子どもたちと関わってきました。
その中で、ずっと感じていたことがあります。
それは、
有段者の持つ力が十分に生かされていないことです。
珠算や暗算で段位を取得することは簡単ではありません。
高い計算力。
集中力。
努力を継続する力。
失敗しても立ち上がる力。
目標に向かって挑戦する力。
私は、そのような子どもたちを数多く見てきました。
しかし一方で、
段位取得を一つの区切りとして、
その後の学びにつながらないケースも少なくありません。
もちろん、それが悪いわけではありません。
段位取得は大きな成果です。
胸を張ってよいことです。
ただ私は、
「こんなに大きな力を持っているのに、もったいない」
と感じることがありました。
有段者は、
計算が速いだけの子どもたちではありません。
努力の仕方を知っています。
壁の越え方を知っています。
挑戦することの価値を知っています。
だからこそ、
数学でも伸びる可能性があります。
理科でも伸びる可能性があります。
その先の学びでも伸びる可能性があります。
実際に私は、
珠算で培った力を生かして、
数学を楽しむようになった生徒たちをたくさん見てきました。
答えを出すだけではなく、
「なぜそうなるのだろう」
と考える。
別の見方を探してみる。
難しい問題に挑戦してみる。
そんな経験を重ねることで、
子どもたちはさらに大きく成長していきます。
だから私は、
有段者のための数学ゼミを作ろうと思いました。
数学を教えたいからではありません。
先取りをさせたいからでもありません。
有段者が持つ可能性を、
その先につなげたい。
珠算で培った力を、
もっと広い世界で生かしてほしい。
それが、
あんざんすうがくゼミAAAを立ち上げようと思った一番の理由です。
次回は、
実際にどのような学びを行うのか、
AAAのゼミの内容についてお話ししたいと思います。