前回ブログの続き
凄いなぁと思ったことが続いた
高速を走行中、後ろから鬼のようにパッシングしてきた相手が片腕の若い衆達だったこと
嫁は普通に
「(若い衆)だね、多分」
「なんで分かるんだ?!」
「連絡したから」
「いつ💦」
「いつだっけな。すぐ靴のオジサン(ナンバー2)のところに向かうから来てね~ってメールしたら、何分後?って入ってきて。あ、私が着替えてる時だったかも」
「え?その短時間で内容打てたの?」
「まだ知らない」
「それでよく来るよな💦」
「それもそうだね(笑)素直だからね。すぐ来て~って言ったからその通りにしたんじゃない?」
向かいながら電話して事情を説明した
2時間の間にナンバー2や会長から連絡が来たらどうしようとか
いろんなことを考えていたが
途中で議長の事務所に向かう大工の後輩達と分かれたときに電話して
「気を付けて行けよ!連絡するから!」
「へいっ!!」
なんだこの返事?!
と、思ったら想像以上にリラックスした
また凄いなぁと思ったことがあって
ナンバー2の事務所の前に若い衆が出て待っててくれたこと
「ご苦労様です。入って左奥に詰めて停めて下さい」
見えないスペースを確保していたこと
しかも言ってないのに
4台分用意されていて
オレ達が車を降りると
「庭を通って行って下さい。同時に(若い衆)が知らせに行くことになってます」
エントランスには若い衆
手を挙げるとゴーサインのように走り出した
オレ達の到着を、さもいきなり来たかのような演出にはさすがだと思った
部屋からナンバー2や片腕、会長が目を丸くして出てきた
片腕はオレ達の後ろからくる自分の若い衆を見て、何かあるのか?と不思議そうな顔をして
3回目の凄いなぁと思ったことは
「靴のオジサン(ナンバー2)💢毛皮のオジサン💢私達を騙そうなんてそうはいかないから!」
嫁が怒りモードになってたこと
車を降りる直前までどこかでラーメン食べれないの?って笑ってた人が猛烈に怒ってた
ナンバー2はまさかバレてないと思っていたからか驚いた顔のままフリーズした
毛皮のオジサンも
「騙すって、」
これ以上の言葉は出てこなかった
嫁はみんなのところを素通りして
ナンバー2の部屋へ向かった
なんで?と思っていたら
紙を片手に出てきた
更に怒りを増して
「ふざけるなっ💢こんな紙切れ1枚で今までを台無しにするの!?💢みんなで描いた未来はどこにあるのよ💢💢💢」
悲しい顔に代わったナンバー2はようやく口を開いた
「みんなの未来。俺にはもう十分すぎる幸せです」
嫁はすかさず平手打ち
「そんなのは靴のオジサンが決めることじゃない💢みんなの未来は靴のオジサンだけの物じゃない💢今日も明日も明後日もみんなで一緒にいる未来なのに、なんで分からないの💢」
そして
「毛皮のオジサンもなんで止めないのよ💢20年も離れてる間、今より楽しかった?幸せだったの?!(議長)さんは生きてるのよ!?こんなことをしてもこれで終わりになんかならないのよっ!」
会長は嫁が持っていた紙を見て
空を見上げた
なんて悲しい顔をするんだろう
そんな表情だった
オレも読ませてもらった
そこには今、目の前にいる犯人にケジメをつけた後のことが書いてあった
事務所のことはナンバー2の側近に
片腕達にはサポートを頼むこと
嫁に定期的に顔を出すこと
ナンバー2と毛皮のオジサンは引退という形にすること
一緒に読んだ建具屋の友達が
「もうやめようよ、こんなこと。悲しいだけじゃん」
今にも泣きそうな顔をして言った
最もゾッとしたのは
この事に気付けなかったらということだった
止められて良かったのと
悲しい決断を知ったことと
なんとも言えない気持ちが渦巻いた