最後の日まで | らむねの平和な三角関係ブログ

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手立てのない近所のM親子。こんな親が世の中にいるのか!ってほどのことが起きてる全記録&俺達夫婦と同居人でもあり俺の親友でもあるJとの平和な三角関係や仲間とのことなど。日常の全てが詰まったブログ。ちなみにコメントを頂いても対応しません(笑)悪気はありません(笑)

昨日はおばあちゃんの手術だった。


実は手術日を決める時に。

最短で金曜日の隙間に入れることができると言われ、金曜日は息子の奥さんが家にいるから断るだろうと思っていたが。


「金曜日でお願いします。」

おばあちゃんはきっぱり言った。


やはり気になって木曜日におばあちゃんに電話をした。

「本当に大丈夫なのか?!隣にいるんだろ?オレら行ったらマズイんじゃないのか?」

「もうだいぶ前から私もやめたのよ。」


「何を💦」

「隣を気にすることを。」


「何か言われるだろ💦オレらこの見た目なんだぞ!?付き合いやめろって言われるの分かるじゃん💦」

「言われても私はそれに従う必要はナイと思ってるの。」


「やめとけ💧傷付くだけなんだから」

「(設備屋の友達)君だっけ?エアコン直しに来てくれたのは。」


「そう。」

「あの子達が次から次へと来てくれた時に分かったの。こんなおばあさんのところにわざわざ来てくれて、親身になってくれた。息子達の行動にため息ついていたことを忘れられたわ。何かが吹っ切れてしまって(笑)私の人生なのにって。だからもう隣を気にすることをやめたのよ。だってこの家は私の家だもの。おじいちゃんと私の。だから例え息子であっても誰かに意見されたり、指図を受ける必要はないのよ。」


スピーカーにしてたので。

Jが 

「ばあちゃん?Jだけど。」

「あら!J君!」


「ばあちゃんが決めたなら俺は反対しない。その代わり俺からも要望があるんだけど。」

「何かしら」


「もし息子でも息子の奥さんでも何か言いに来たら連絡ちょうだい?ばあちゃんが嫌な思いしてるのを知っておきたい。俺達だけ楽しいのはヤダから。」

「ありがとう。でもね、もう慣れてるから大丈夫よ(笑)」


「ダメ。ばあちゃんは俺らの友達だから。同じ気持ちを共有したい。言われることは分かってる。あんな輩と付き合うなって。だいたいそう言われるのは分かってる。」

「私を友達だと言ってくれるのね。嬉しい。じゃあそのときは連絡させてもらうね。ごめんね、嫌な思いさせるかもしれないけど。」


「そんなのへっちゃら(笑)俺はまだそこそこイケメンだからいいけど、(オレ)なんて見ず知らずの子供にギャンギャン泣かれるのしょっちゅうあるんだぞ?」

「どうして?!」


「顔(笑)怖い!!って(笑)」

「あらやだ。」


「そんな訳で何を言われようが慣れっこ。見た目はどうあれ、心はクリーンだから、俺らは(笑)」

「みんな思いやりのある人達ばっかりよね。おばあちゃん、おばあちゃんって。」


「(嫁)がさ。今、昼寝してるから言っておくけど。ばあちゃんのことが大好きでさ。ちょっとでも様子が変だとピン!ときちゃう。息子夫婦に何か言われたのかと思ったら敵意むき出しになって言いに行っちゃうと思うんだ。」

「(嫁)ちゃんが!?」


「ばあちゃん?俺らの中で1番怖いの(嫁)だぞ?」

「あら。頼もしいわね(笑)」


「笑ってる場合じゃないぞ?息子夫婦の家が地獄絵図になるからな?」

「それでもいいじゃない(笑)」


「はぁ!?だってばあちゃんの息子だろ?!」

「だからね、その私の息子ってゆう考えをやめたのよ。親子であっても他人であっても人に言ってはいけないことも分からない人は私に必要ないの。私達の年代は子供は親を、親は子供をって思い合うものだと思ってきたんだけど。そのつながりにしがみついて私はバカを見てきたんだと気付かされたの。こんなおばあさんを友達と言ってくれるJ君達と、大好きと言ってくれる(嫁)ちゃん、花札を楽しみに来てくれる(会長)さん達、食べたいもの、行きたいところ、皆さんに出会えて叶えてもらえた。」


「泣いちゃう💧」

「あらヤダ(笑)今だから言うけど、J君達に出会った頃に引っ越しを考えていたのよ。」


「どこに!?」

「この家を売って介護付きマンションとか、どこかアパートでもって。おじいちゃんが亡くなって隣に息子がいてもずっと1人だったから、アパートの広告が入ると見るのが楽しみだったのよ。」


「そうだったのか。でもその家、じいちゃんと思い出いっぱいあるって言ってたじゃん?桜も咲くし、畑やるのも好きなんだし。あんな立派な家、もったいない。」

「それほど追い込まれてしまっていたの。隣に(笑)このままここで孤独死するのなんて嫌って。だから最低限の物だけ持って引っ越ししようって本気で考えてたの。でもある日、天使が舞い降りたかと思うような(嫁)ちゃんが現れた。人と話すのも久しぶりだっから嬉しくて。畑を褒めてくれて。あの出会いから広告を見なくなった。」


「なんで?」

「ここに居ても良いことがあると分かったから。」


「もぉ💦ばあちゃん💦泣けるじゃん💦」

「だからね、私は最後の日までここに居座ることにしたのよ(笑)だから明日はいつも通りで。宜しくお願いしますね。」


長年、辛い思いをしてきたことが報われた。

その理由がオレ達に出会ったから。

凄く嬉しかった。


が。

昼寝してる間におばあちゃんに電話したことを、私も話したかった!!と、嫁にメチャクチャ怒られました(笑)