誰にでもどーしても合わない人っていると思う。
オレは仲間に上下関係もつけないし、楽しければそれでいいと思ってて今に至る。
産まれてから出会った人はたくさんいたけど。
友達のハードルは決して高くなく。
気兼ねなく会える人が何十年も周りにいる感じ。
仲間は大切。
みんなのことが大好きだ。
でも今までに友達になれない人がいて。
これもまた自然の流れだから仕方ないと思ってる。
コンビニで約30年ぶりに会った同級生。
実家も近所で小学校も中学校も同じだった。
普通に仲良く遊んでた。
でも高校生になるぐらいから事あるごとに俺が!俺が!ってところが目立ってきて。
その頃から無駄に強かったオレをかばうアピールが凄かった。
もめ事があるって。
オレが行けば終わるようなことじゃん?って普通に思ってても、オレに何かあったらどーすんだ!お前らそれでいいのか?!って。
そんなこと言うクセに本人が代わりに行く訳でもない。
そんなことが続いて何となく空気が悪くなるようになって。
建具屋の友達が。
だったらお前がやれよって言った。
オレにもしもの事があったらって言うならお前が行けよって。
その時に。
オレとその同級生はツートップでチームを引っ張る役目をやってやってんだよ!って言ったんだよね。
今でも傍にいる仲間達とオレは考えが同じだった。
だから分かった。
上から仲間を見てたのかって。
そしてオレはトップに立ってるつもりもなく。
ツートップと言うならオレの相棒はJしかいない。
友達なのに上に立ちたい奴っているんだよね。
ちょうど大工の後輩達とも遊ぶようになった頃だったから、後輩=パシリみたいに思うだろうなんてすぐ分かった。
友達なんて好きか嫌いかでいい。
好きだから一緒にいる。
それだけで十分じゃない?
同級生なのに上から目線のあの男。
その時に即縁を切った。
今キライになった。
これから先、友達は無理。
仲間を区別する奴いらないからって。
それから30年。
コンビニで話しかけてきて。
「(オレ)だよな?!おー!久しぶり!!」
30年って長いはず。
なのになんでオレだと分かるんだ?
そんなに変わってないのか?!
と、思ったのと。
ん?誰?この人。
だった。
Jが。
もしかして?って感じで名前を出したら一致した。
オレの頭に1番最初に浮かんだことは。
なんで話しかけてくんの?怖っ。
言葉を発する前に。
俺も小さいけど会社やってるんだよ!とか。
Jもオレも稼いでて凄いよな!とか。
今もやんちゃしてんのか?!とか。
とうとうオレの口は言葉を発してしまう。
「お前、相変わらずお山の大将だな。じゃーな。」
Jはそれからずーっと笑ってます。
「お山の大将って(笑)何言うのかと思ったらイヤミ言ったんだぞ!?アハハハッ(笑)冷てーよな(笑)」
別に優しくする筋合いなくない?
兄貴の奥さんなんて。
「(オレ)がお山の大将なんて言葉、知ってたんだねー!偉いねぇー。ちゃんと頭の中身は遅ればせながら進歩してるんだーーー。」
やたらと感心するし💧
居候の友達は。
「アイツな。変わってねーよな。口だけ番長で人にやらせてばっか。よく話しかけてこられたな。THEお山の大将!って感じ、死ぬまで気付かねーだろーなー。」
呆れてました。
今更ながら。
なんか腹立つ。
何なのアイツ!!と時差があるオレなのです。