昨日はJと2人で寝ることになっていたが。
片腕の運転手が寝室に布団を持って来てくれた。
「(嫁)と(兄貴の奥さん)さん、2人で1つの布団で寝てますよ(笑)」
「どーしよーもねーな(笑)」
「あの。ご相談というか、気になってることがあって。勝手にはできないから。」
「なんだ?聞くよ。」
運転手は出窓にあるクマ達を指さして。
「ハニーちゃん。(嫁)はミーちゃんだって言ったじゃないですか。」
「オレもそれは気になってた。」
「今はハニーちゃんでも、昔はミーちゃんだったとすると、今の(嫁)にミーちゃんって言ったらどんな反応するのかなと思って。ハニーちゃんで通ってて疑問持ったりしてる様子もないし。」
「病気の症状が出て、ハニーがミーちゃんになるんだから、まだ戻ってない記憶の中にミーちゃんがいるってことだよな。」
「なんでミーちゃんなのかも気になるし。(嫁)なら名前付ける時に意味を持たせるはずだから。」
「ミーちゃん。どこからとってつけた名前なんだろ。」
「クマにミーちゃん。クマですよ?」
「クマだもんな(笑)」
記憶を失くした中に現在ハニーのクマの小さなぬいぐるみはミーちゃんだったことが分かった。
今、ミーちゃんってワードを出したら嫁はどうなるのか知りたいと思う。
それで仮に思い出したとしたら、記憶が1つ戻るってことだから。
期間を考えると推定2割ぐらいの記憶はまだ戻ってないだろうと先生は言う。
その中身が過去最大の思い出したくない記憶なのかもしれないとも言われてる。
でも。
誰が何をしようとも、ある日突然思い出される可能性が濃厚。
ミーちゃんの名前を言うべきか、言わないべきか。
Jにも意見を求めたところ。
「過去が変えられないのは嫌ってほど思いしらされてきたじゃん。(嫁)がミーちゃんを思い出してどうなっても、オレ達は受け止めるしかない。勝手に思い出すこともあるんだから、言うだけ言ってみようぜ。」
どのみち避けて通れない道。
だったら気になることは聞いておこう。
これがオレ達が出した結果だった。
今朝、子供達も見送り家事もひと段落した時に。
「(嫁)?ミーちゃんって名前、聞き覚えないか?」
聞いてみた。
「ミーちゃん?誰?」
人だと思ってた。
Jが機転を利かせて。
「こないだ寝言でミーちゃんって言ってたぞ?」
「寝言?ミーちゃんか。なんだろ。最近夢見たのかな。」
結果は"知らない"だった。
でも、それ以降たまにぼんやりする。
大好きな兄貴の奥さんがいるのに。
テンション上がりっぱなしかと思ったら、時々止まる。
ミーちゃん、気になってるのかな。
片腕も元若い衆も嫁を気にしてくれてます。
もしもミーちゃんを思い出した時に嫁がどうなるか想像もできないけど。
どんなことも受け止める。
これだけはみんなが心に決めてることです。