干物を持ってオレを育ててくれた社長の家へ。
「見て!こんなに大きいアジ!」
「アジなの?!立派!!」
「真空にしてあるから新鮮だよ!?美味しかったら注文ちょうだい?」
「魚屋さんにでもなったの?」
「(社長の奥さん)💧オレが魚屋になると思うか?旨いし安いから味見してねってこと。漁師さんと知り合いになったし。そしてオレの手!!」
社長が。
「そんなの何回聞いたことか💧どうせまたどこかしらグルグル巻きになるんだろ💧」
「良かった!のひと言もナイの?💧」
「お前にそれを言うとリセットしちゃうだろ💧心配ばかりかけて💧安心したと思ったらまた💧そんなこと何回繰り返してるんだ!?だから今回からノーコメント!」
確かに💧
治って良かったな!なんて言われるとオレのケガの件についてはオレ自身の中で終わる💧
喜ばれないと妙に気になる💧
よって、気を付ける💧
さすがオレを育ててくれただけのことはある!!
嫁も。
「妥当な判断よ。社長に心配かけたのも忘れちゃうんだから。」
「そうだろ?💧(嫁)、なんで(オレ)はあんなにバカなんだ💧」
「生まれつき。」
「そうだよな💧じゃなきゃケガなんかしないもんな💧」
「またケガすると思うから心配するだけ無駄よ?」
「そりゃ俺の頭の中から(オレ)を消したいよ💧でもな、チラチラ、チラチラ💧良い景色を見ていても浮かぶんだ💧」
「インパクトあるもんね。」
「あんなに可愛い(オレ)が💧」
しかしオレは見逃さなかった!!
社長の口がピクピクするところ!!!
「ストップ!!社長!わざとだろ💦」
「アハハハッ(笑)分かっちゃったか(笑)」
「オレも一応、傷付くんだぞ!?💦」
「傷付いたのは骨と俺(笑)」
「オレも💧」
「(オレ)?どれ程の想いで俺がいたか、想像してみろ?それが俺への償い(笑)」
「(元同僚)が心配してたよって言ってた💧だから治ったら見せに行かなきゃと思って💧社長が心配してたの知って悪いなって思ったから今日来た💧怒られるのも呆れられるのもしょうがないと思ってたし💧社長は毎日リハビリ頑張ってんのに、オレはケガしたりして💧ごめんなさい💧」
「分かったよ(笑)これからもケガはするんだろうけど、ケガで済むように気を付けること。」
「そうだよな💧せめて誰かの手を借りなきゃならないようなケガはしない💧」
「(オレ)?」
「はい💧まだ言い足りないの?💧」
「良かったな。」
言葉の重みが凄すぎて。
頭を下げるしかなかった。
ごめんなさいとか、ありがとうとか。
言うのは簡単。
社長は毎日リハビリをしててもまだ歩くことはできないのに。
諦めてない。
こうなってしまったらと社長は自分の体を見ながらオレを心配してくれてたんだと思うと。
つくづく親不孝なことをしてるなって。
心が痛くなりました。