社長が
「(屋根屋の息子)!!いるんだろ!出てこい!」
怒鳴った。
Jの会社の後輩が
「オッサン、ウルサイって。出てこい!って誰のセガレさんに言ってんだよっ!分かんねー奴らだな!ココ(頭)ぶっ飛んでんじゃねーのか!?」
「いーから出せ💢」
「だからさぁ、何しに来たんだ?出せ出せって💧何回同じこと言ってんだよ💧代わりに聞いてやるから言ってみ?」
「黙れ💢」
「黙らねーし、ここは通さない。どーすんの?!進んでみ?俺が倒せるか?オッサン(笑)つーかさ、なんで揺れてんの?まさかヤバイことやってんじゃねーよな?(笑)」
煽り始めた。
庭師の後輩が。
背の高い従業員に
「で?君は何できたの?誰?連れて来られたパターンなら帰った方が良いよ?今から地獄かもしんないから。」
「、、、💧」
「聞いてる?こんなオッサンらに付き合って、何か楽しいことでもあんの?何か良いものもらってるとか?ヤバイことやってないよね?(笑)」
煽られてる最中も男2人は揺れてるってゆうか。
フワフワしてた。
後ろの男はガムでも噛んでるのかモグモグ止まらず。
社長は息が荒く。
マスクしてて良かったと思った。
一服しながら待機してたJが最前列まで来て。
「ニオイがする。ジャブか?」
ドストレートに言った。
「兄ちゃん、やるのか?」
「ジャブ?」
「そう。」
「お前らみたいにグズになるのはヤダから、やらねーよ(笑)笑わせんな(笑)だから脳ミソまでスカスカなんだな(笑)グズは所詮、グズ。ここはゴミ箱でも刑務所でもねーから帰れ(笑)真顔でジャブやるのか?なんて聞くなよ(笑)気持ち悪りーな!」
Jが背中を向けた時だった。
裏の男が持ってた服を落とし。
社長の横をすり抜けようとしていた。
持ってたのは使い古したナタ。
オレは咄嗟に飛び込んで相手に手を向けJを突き飛ばした。
オレにとっては二度と起きちゃいけない光景だった。
もう20数年前。
Jはオレをかばって背中を日本刀で斬られた。
あの時のことが今も忘れられないのは。
Jの背中に今も大きな傷が残ってるから。
血が吹き出し。
意識が薄れて。
Jにもしものことがあったらオレも、って。
だからもう絶対にJを傷つけられたくない。
オレは後輩達にも
「下がれ!!」
言った。
オレの手に当たったナタ。
手がどうなってるか確認できないぐらい男から目が離せなかった。
何に使ったのか。
どこにあった物なのか。
錆び付いてボロボロのナタなのは分かったけど。
切れないとは思う。
それぐらいの想像力しかなかった。
しかし。
社長が腰からスッと抜いたのは。
ドス!!
誰がどうするかなんて配置以外、決めてない。
道具出される想定をしなかったのはオレ達はいつも体1つできたから。
ドスはピカピカ。
こっちの方が仲間に向けられたくない。
突然迫られた選択。
オレは迷わずドスの方に集中した。
今思えば煽ってて良かったんだと思う。
安易に近づいてたらコレが出てきた訳だから。
危なかった。