嫁の昼寝が終わり。
「よし!ご飯作ろう!」
その言葉に反応したのが若い衆。
「俺も手伝います!」
晩メシには早くね?
と、思ったら。
今日来る屋根屋の息子の為だった。
待ちに待った情報が届いたのはこの時だった。
「悪いな、遅くなって。」
「待ってたよ。」
飲み屋の先輩だった。
「嫌な話しになる。」
「どんぐらい嫌なこと?」
「売人絡んでる。」
「薬!?」
「お前のかつての右腕に薬物売ってた奴だよ。あのときの一件が終わってから、元々はその売人からだったって名前が挙がった。」
「嫌な名前💧」
「どこまでってのは分からないけど、付き合いはマメなんじゃないかって。」
「じゃあ薬やってるってこと?!」
「自分だけなら良いけど、売春やらせてる女にも渡してたら?」
「そーなるよな💧」
「俺に情報くれた人が言ってた。何を恐れてるかって、その売人の名前出されること。だから黙らせたかったら売人の名前出せ。テキトーなこと言って証拠があるとか何とか言ってさ。報復を恐れてるらしいから。」
「その売人、何者?」
「キチガイ。姿なんか10年見てないけど、ガイコツみたいなちっちゃい男。内偵されてんなって頃にはいなくなる。捕まらねーから薬は流れ続ける。誰も関わりたくねーよな。話しも通じないらしいから。年中ラリってて。」
「どこに逃げてんだろ💧」
「俺はね、意外と動いてないんじゃないかって思う。床下とか、壁の裏とか、なんかの隠し部屋があって潜んでるんだと思うよ。内偵なんて凄いじゃん?いきなり姿消せるもんでもないだろ?」
「忍者じゃん。報復がそんなに怖いか。」
「簡単に人を消すような奴らしい。笑いながら。」
「キモッ💧」
「相当深い付き合いじゃなきゃ恐れはしない。間接的にかもしれないけど、とにかく恐れてる。人間なんて追い詰められたら何するか分かんない。そこは百戦錬磨のお前達ならよく分かってるとは思うけど。その相手は人間じゃないと思え。」
「分かった。(屋根屋の友達)がさ電話してきて。セガレが元気だとか良い子だって聞いただけで泣いちゃった。」
「10代で産んで、どんな想いで育ててきたか分かるよな。給料が少ないからバイトまでして。苦しい中、一生懸命育ててきたんだから。」
「女に給料取られてんだって。週1も休みナイのに17万。小遣いだっていくらなのか分かんないけど、母の日にはちゃんとプレゼン買って。」
「親子にタカられてるのか。」
「給料だって本当はいくらなのか分かんないじゃん?25、6で17万ってさ。」
「耐えるしかなかったのと、言えなかったのと、世の中の仕組み知らなすぎ。」
「本当だな💧変だと思えよな💧」
「でもまだまだ取り返しはつく。(屋根屋の友達)の子供だし、お前らがついてるんだから。とにかく気を付けろよ。」
「ありがと。」
「あ、みんな元気か?変わりはないか?」
「元気だよ。(嫁)は今回の件でギラギラしてるけど(笑)」
「(嫁)ちゃんか(笑)ギラギラが想像つかないけどな(笑)ちゃんと言うこと利くんだぞ?(嫁)ちゃんがいれば間違うことはないから。」
普通じゃない上に売春の斡旋に薬かよ💧
一気にゲッソリしたが。
ここで凹む訳にはいかない。
売人のいる場所は兄貴のシマ。
兄貴に!ではなく。
兄貴の側近に。
「もしもし?聞きたいことがあります。」
「(オレ)さん(笑)どんなことでしょうか(笑)」
「ガイコツみたいな売人知ってる?」
「アハハハッ(笑)知ってます、知ってます(笑)」
「キチガイなの?」
「そうですね(笑)廃人ですよ。薬で全身ボロボロで。何年かに1度目撃情報あるぐらいですけど。どこでその存在を?」
「んー。ちょろっと聞いたから。そんな人いたのかーと思って。」
「本当ですか?」
何でも疑われるのは今までの行いのせい?
地元のことでもオレの知らないこといっぱい。
裏地元はダークな話しばっかりか?
不思議です。
早く屋根屋の息子、来ないかな。
嫁は10年ぶりぐらいに会います。
どんなリアクションするのか楽しみ!