泊まった何人かの仲間は起きませんでした。
会長は寝顔をジーッと見て。
「ここを自宅だと思ってるから起きずにいるんですよね。」
「仕事、大丈夫なのかなって心配だけど(笑)でもいつもグッスリ。」
「うちの若い衆ももしかすると離れたらこんな風にゆっくりできるのかもしれませんね。毎日早起きして、身なりを整えて、前の日の晩が遅くてもいつもきちんとしてるんです。でもそれはとても疲れることじゃないですか。」
「初めて会長の自宅に遊びに行った時に、(会長の運転手)さんが言ってた。ここに住むことができるのは名誉なことだって。」
「そんなことを言ってましたか。」
「会長の若い衆であるってことだけで凄いことじゃん?会長が笑われないようにって思うからできることもあると思うよ?」
それを聞いてた屋根屋の友達が。
布団の中から。
「そーそー。ブランドと同じでさ、会長ってゆうトップブランドの傍にいる人間からしたら、それにふさわしい男でいたいと思うんじゃん?」
「そう言っていただけますか。」
「だってあの場所に住めるのだって限られた人達なんでしょ?」
「そうですね。外に住んでる者もいます。」
「だったら尚更、気合い入る。居たい場所に居られるって、幸せなことだよ。会長だよ?トップだよ?ポンコツなトップなのって若い衆見れば分かるじゃん。何着てもダサい(笑)品がナイ。」
「少し気が楽になりました(笑)」
「会長って、優しい。離れてても若い衆のこと浮かぶんだから。俺なんて今頃社員に悪口言われてるんだろーなーってしか浮かばないよ?(笑)」
「仕事、大丈夫なんですか?」
「行くけど、この布団が行くなって言ってるから考える(笑)一応、昨日の時点で社員には連絡しといたから。」
会長の若い衆達に聞かせてやりたい。
ウチに来てても若い衆を想われてたら嬉しいじゃん?
後で電話してみます。
議長も兄貴も共に泊まり。
着替えをどうするかの話し合い。
まさか泊まることになるなんて思ってもいなかったから。
Jが
「(議長)さんは完全にもらい事故的な感じだけど、兄貴はさぁ、ここに泊まりに来るの毎月恒例じゃん?着替えどーしよーとかあり得なくね?💧」
「遊びに来たんじゃないんだぞ!?💦」
「オレ達のこと考えてなかったんだぞ!って聞こえる💧」
「J?💧ヘソ曲げないでくれよ?💧俺もここに居たいから考えてるんだから💦」
「ヘソなんかとっくにあっち向いちゃったよ💧」
「戻せ💧」
「戻んない!」
「じゃあとりあえず服買ってくるから💦そしたら戻るよな?」
「うん!!」
議長も。
「買える店、教えて下さい!俺も居させてもらえるなら居たいから💧」
「大丈夫なの!?ウチは全然かまわないけど、事務所は?」
「(議長の側近)がいますから。」
「任せられるんだ。立派!じゃあ買いに行こ!」
嫁の後輩夫婦が経営してるブティック。
会長とナンバー2は行ったことがあるからウキウキ。
でも気になったのは議長の懐事情。
片腕に
「安いとは言えないけど大丈夫なのかな。」
「(議長)は持ってますから大丈夫ですよ。若いのに、しっかりしてますから。」
安心。
片腕の車に会長とナンバー2と議長が乗ってるんだけど。
信号停まる度に窓を開けて手を降る。
周りの車、見てみないフリしてます(笑)
そりゃそうだよ。
車といい。
中の人間といい。
いかにも!!って感じだもん(笑)
では、いってきます。