永遠に倒れないドミノ。 | らむねの平和な三角関係ブログ

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手立てのない近所のM親子。こんな親が世の中にいるのか!ってほどのことが起きてる全記録&俺達夫婦と同居人でもあり俺の親友でもあるJとの平和な三角関係や仲間とのことなど。日常の全てが詰まったブログ。ちなみにコメントを頂いても対応しません(笑)悪気はありません(笑)

前回ブログの続き。

先生は。
「J君は?僕に(嫁)さんの状況話せるかな?」
「この状態なら大丈夫!やっぱりさ目の前に(オレ)がいないと調子狂っちゃって(笑)一昨日、赤いブラシ騒動があったんだ。」
「赤なんだ。」

「やっぱそう思うだろ?赤は良い色なんだけどな。今の(嫁)には背景が強烈過ぎるんだと思う。その前の日だったか、親父から真っ赤なサクランボが送られてきて。超真っ赤!透き通った色でさ。きっとそれが頭の中にあって、昔使ってた赤いブラシとリンクして。」
「本当に赤いブラシは存在したの?」

「使ってたって。お気に入り。でも見つかる訳はなくて、結局寝たらいつも通り覚えてなかった。オレもたまに思うよ。病気として捉えなくても良いかなって。症状が出ても(嫁)は(嫁)なんだし、慣れたって言ったら違うのかもしれないけどさ。あちこちひっくり返して探してる(嫁)が病気に支配されてるみたいで切ない。だったら勘違いレベルのこととして済ませられたらなぁって。でもその反面、オレが辛いから逃げたいだけかもなって思ってみたり。もちろん先生に言わなきゃ不安だから、知らせたいと思ってるよ?」
「ありがとう。」

「病気か。何だろうな病気って。」
「そうだね。周りのサポートが完璧だったからね。今、複雑な想いをするのも当然だし、よくここまで覚悟を持ってやってきたと思う。」

「目を離すのが怖かった。オレ達のことを分からなくなるってことは、ウチも周りのことも全部分からないってことじゃん?外に飛び出したりしたら危ないし。サポートなんてたいそうなことできてないと思うけど、とにかく目の前にいてほしい。」
「そう思えなくなる人の方が多いんだ。」

「は?!」
「旦那さん(オレ)には前に話してあるんだけど。ここに来る患者さんの多くは家族の理解を得られない人が多い。サポートどころか手に負えないから入院させたいと申し出る人がいたり。」

「あ、そっか。オレ、いつも(嫁)と遊びに出ちゃうからそーゆう話し聞けないんだな。つーかさ、悲しくね?家族で対処しきれないから、病院に押し付けるのと一緒だろ?」
「本人がそう感じてしまうんだよね。切り離されたような気持ちに。僕はここでもちろん責任をもって対応してるけど、退院したがらなくて、退院してもすぐ戻ってきてしまう。最悪な状態で戻ってくることも。」

「救急搬送か。せっかく家に帰れたのに、1人でいたってことだよな。」
「帰ってもサポートを受けられないと孤独が襲ってくるんだよね。自宅の中の自分を見た時に、自分だけ疎外感を抱く。そうなると逃れたくなる。生きることが苦しくなってしまう。」

「悪の連鎖だな、本人にとっては。」
「そうやってJ君のように、相手がどう思うか想像力を膨らませてくれたらね。」

「先生って辛い仕事してるよな。少しでも楽にしてあげようと思って頑張ってるのに、帰ったら台無しにされて。居場所ナイって思ったらどこで生きてけば良いんだ?本人も辛いけど、先生はもっと辛いし腹立つだろ!?」
「怒り、悔しさ、無力感。どれも強すぎて参りそうになる時もある。だからこそ(嫁)さんが元気な顔を見せてくれることが励みにもなってた。今日、旦那さんが少し休息をとった方が良いと思える状況になったけど、(嫁)さんにはJ君、(片腕)さん、(元若い衆)さん、(運転手)君、まだまだ心強いメンバーがいてくれる。難しい病気なのに、頭が下がる。こんなにも(嫁)さんに惜しみ無く手を差しのべてくれる人がいるんだから。」

「先生?ウチはその点では心配無用!オレ、(嫁)のストーカーみたいなもんだから、ずーっと見てるし(笑)ま、それも今日から少し休むけど。」
「ストーカーを?どうして?」

「(嫁)も大事だけど、オレ、(オレ)の親友だから。こんな顔して繊細で、脳ミソちっちゃいのに悩んじゃってさ(笑)バカみたいに優しくて。こんなに面倒くせー生き物を扱えるのオレしかいないじゃん?だからしょーがないからしばらく子守りしててやる。(嫁)のことは(片腕)さん達いるから安心だし。」
「素晴らしいね。」

「オレは、(オレ)には返しても返しきれない恩があるし。それに(オレ)に元気でいてもらわないと(嫁)も心配するじゃん?ついでにオレも困る(笑)」
「みんなを想ってそうしてくれるんだね。ありがとう。こんな時こそJ君だね。影となり日向となり、みんなを支えてくれて。」

「こんなオレも(片腕)さん達に支えてもらってるからできるんだよ。みんなでグルグル支えてさ。永遠に倒れないドミノみたいだよな(笑)」
「J君、良いこと言う!」

先生が人間らしさが多い医者であったこと。
Jが親友でいてくれたこと。
片腕達が傍にいてくれたこと。

全てが揃っていたから嫁を守ることができた。
このことを改めて実感できた瞬間でした。