兄貴は元気になったからと。
「昼は外に食べに行こう!心配かけたから俺がご馳走するよ!」
知恵熱確定だったから、誰も心配してないって言ったのに。
兄貴の中では重病気分だったらしい。
いつも行くカフェのテラス。
「ここのメニューはさ、来るたび期間限定あるよな。」
「お兄さん?いつも最後まで決まらないんだから、早めにね?」
「俺ね?悩まないことにしたの。」
「もう決まったの?」
「(嫁)ちゃん決めて?きっと(兄貴の奥さん)も決まらないから(兄貴の奥さん)のも決めてね(笑)」
「2人でご飯食べに行く時はどうやって決めてるの?」
「店の人におすすめ聞いてソレにする。」
「なるほどね。」
兄貴夫婦は似てます。
似すぎて兄妹のようで。
一心同体夫婦です。
自分達の中の基準しかナイ為、世の中の常識はナイ。
困ったら人頼み(笑)
だから。
運ばれてきたものを食っても。
「旨ーい!何コレ!」
何を食ってるのか分かってない(笑)
少しだけ料理ができるようになった兄貴夫婦だが。
「これがアボカドでチキンね?」
「へー!」
味付けや素材が何なのか、知ろうとしないあたりが料理が進歩しない原因だとJは言う(笑)
ちなみにJは。
旨い!と思ったらウチで再現する。
兄貴に出会ってから。
いつ会っても、見てるだけでワクワクさせられた。
何をしててもカッコイイ。
声も仕草も、何もかも。
だからずっと憧れ続けた。
でも最近の兄貴。
50歳を過ぎて。
面白キャラになりつつある。
「J、口ふいて?」
「テメーでやれよ💧」
「俺の手、忙しいんだよ。」
「フォーク置けよ💧」
「俺、右利き。」
「左手空いてるじゃん💧」
「バランス取ってんの。」
「バカか💦もー💦(兄貴の奥さん)に拭いてもらえよ💧」
奥さんも。
「私も忙しい。」
拒否。
「オレは兄貴のヘルパーじゃないんだぞ!?介護かっ!」
結局、Jが拭いてやる。
兄貴はご機嫌。
あんなに憧れた兄貴。
おじいちゃん?
最後の最後まで。
「Jのデザートちょっとちょうだい?」
口空いて待ってるし(笑)
憧れはどこへ?
Jが大人に見えました(笑)