オレのかつてのライバルである元同僚が事務所に帰ってきた。
「お疲れ!」
「おー!会えた-!いやースーツ濡れちゃってダメだね💦着替えなきゃ。」
そこに反応したのは従業員。
「え?着替え!?」
「うん。お客さんの家、汚せないし。見た目も。お客さんってよく見てるから。一応防水になってるんだけど砂利とかね。」
「じゃあいつも着替えのスーツ持ってるんですか?」
「持ってるよ?」
「そこからして俺と意識違う💧」
元同僚がオレの会社に来てから。
売上も仕事に対する姿勢も意識が高まった。
トップ3に入るような売上をあげてた従業員達も、元同僚が来てからは焦りまくり(笑)
何しろ売上のケタが違う人が突然来たんだから。
こんな人、抜けるわけナイ!って思ったらそれまでだけど。
みんな、頑張ればいつかは!って思ってくれた。
売上ボードを見ながら思う。
ノルマを課さないからこそ、それぞれの目標や頑張り、変化が見える。
いつも最下位の従業員。
1人抜いたのをキッカケに2人目を抜けるか!?ってぐらいの勢いがついてる。
いつも同じぐらいの売上の従業員は。
自己記録を更新中。
月末の結果だけじゃなく。
オレはそれぞれの良い部分を見つけるように事務員に頼んだ。
トップ10にも入らない順位でも。
去年の同じ日よりアップしてたらそれをボードに貼って。
大幅アップしてたら、何パーセントアップしてるかを分かるように貼ってもらってる。
みんな一生懸命。
その頑張りは褒めるべきことだと思うから。
元同僚が着替えてきて。
「6月の手応えは?」
聞いてみた。
「あるよ。でも(元従業員)君が怖い(笑)」
「まだ10日なのに?」
「日計見れば分かる。マラソン選手みたいだから。最近ずっと後ろを着いてきて、最後の3日ぐらいで追い越そうとしてくる。最終的には大差がつけられてゴールできるんだけど、いつ仕掛けてくるのか毎月ハラハラだよ。」
「そんな存在になったか。(元同僚)がハラハラなんて笑っちゃうな。」
「まだ本気じゃないけど(笑)」
「怖っ(笑)」
「本気になるのは(オレ)にだけ。だってあれだけやっても勝てないんだもん(笑)3万円差とか(笑)」
「3000万より3万か(笑)」
「負けは負け。認めるしかないからね。たった3万でも。」
「ダメだ。考えただけで頭痛い(笑)」
「また対決しようよ。」
「後でな?(笑)今1週間で3000万売上る自信ナイから。」
「珍しいな。何かあったの?」
「季節。梅雨はヤダ(笑)」
「長靴履いてきな(笑)」
元同僚とオレ。
同じ会社の従業員だった。
いつもいつもトップ賞を涼しい顔して受け取ってた元同僚。
マトモに出社すらしなかったオレとは大違いだった。
あるときオレ達を育ててくれた社長に。
ふと言われた言葉。
ダメな人間のまま終わるな。
それで売上ゼロのオレは元同僚を抜きトップへ。
それから独立するまでライバルだった。
元同僚は独立してナゼか転落。
従業員に裏切られ。
能力が発揮できず。
破産寸前のところオレが全てを引き取った。
ライバルと呼べる人がいる幸せ。
いつでもあの頃のように夢中になれる関係。
今や我が社のトップ。
今月も4ケタの売上をお願いします(笑)
オレはやる気が突然湧き上がるタイプなので。
その時は元同僚と対決します(笑)