「いるのわかってるんだよー?早く出てこいって」

 

さっきから、インターホンとこの言葉が鳴り止まない。

 

隣の部屋の、確か…日高さん。そんな名前だった。

 

 

この人は、前から私の後をつけてきたりしてきて…。

 

いわゆる"ストーカー"というやつだ。

 

 

 

 

カチャッ

 

 

 

 

 

 

 

ドアが開いた。

 

 

鍵を閉めているはずなのに…キーチェーンもしているはずなのに。

 

 

 

足音が聞こえる。

 

恐怖に負けそうになりながら、必死に布団の下で息を潜める。

 

 

と、布団がなくなった。周りが明るくなる。

 

"何か"を察して、見上げた。

 

 

「見ーつーけたっ」

 

 

日高さんが、私を見下ろしながらニコニコと笑っていた。

 

「やっ…いや…」

 

必死に逃げようとするが、腕を掴まれてベッドに押さえつけられた。

 

 

日高さんが、何かをポケットから取り出した。

 

 

 

「ス、スタンガン…」

 

 

彼の手には、黒いスタンガンが握られていた。

 

 

「いやっ…やだやだやだやだやだ」

 

 

必死に首を横に振る。涙が溢れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

__「や、やっと…俺のモノになれるんだよ」