吹田徳洲会病院尊敬するニャンコ先生の
凄くいい内容のXのブログをお伝えします
以下はⅩの内容です
最近も初診の患者さんが定期的に外来に
来られます。
その中で、最近すごく気になる言葉が・・
「先生のところは、標準治療を全てやり
切らないとダメなんですよね」
これは、正しくもあり、間違いでもあり
ます。
恐らく、僕自身はことあるごとに何度も
ここで書いてきましたが・・・
僕の意図する「やり切る」は、
効果が期待できる治療をやり切る、と
いう意味であって、後半戦治療で最後
惰性で、効かないと思うけど一応保険
でできるから・・・といって使われる
ような薬を含んでいません。
それなら、先に僕のところにきてくだ
さい。
たぶん、皆さんは、効果が期待できる
治療、というものがどこまでなのか、
わからないと思います。
ただ、主治医は概ねわかっています。
いろんな患者さんに投与してきたわけ
だから。
うちだって、カテをする前に、
例えば、大腸がん、乳がん、婦人科
がんは、カテの効果が「期待できます
」とはっきりいっています。
それは、数字をちゃんと研究してだ
しているから。
ガイドライン治療で期待できるかど
うかわからないレベルは、
薬の選択の順番がグラフでガイドラ
インに書いてありますよね、その中
で、緩和治療と並行して、同列に書
かれている治療、これは緩和治療も
同じくらい勧められるって意味で、
効果があまり期待できないけど、
1−2ヶ月の生存延長する人がいる、
レベルのエビデンスがある薬になり
ます。これは参考になるかな。
話を戻しますが、最近、結構フルで
保険で使える薬を全てやり切って、
もう1つ2つ前に来てくれてたらカ
テできたのに・・という人が多いで
す。
いつも、ガイドライン治療はしっか
りとやりましょう、でも、最後の方
は緩和治療と生存が変わらないもの
もあるから、そこまでやる前に相談
に一度来てくれたら、間違いありま
せん、と書いてきたつもりです。
ですので、主治医が薬の変更を打診
してくる際に、その効果の期待度を
聞いてみるといいんです。
正直な先生が正直に、上記のように
説明してくれたら皆さんももっと、
がんカテに来てくれるタイミング
がわかりやすいのにね。
一応具体例を書いておきます。
大腸がんの肝転移、当科で一番得
意な分野ですが、大腸がんの薬物
治療は点滴治療のあと、内服治療
になります。
3つあります。
ロンサーフ、スチバーガ、フュリ
ュザクラ、このいずれもが、
1−2ヶ月の生存延長がエビデン
スですが、元気になってきた肝転
移が小さくなる確率は極めてゼロ
に近いです。
それなら、命に関わる肝転移を局
所治療のがんカテで制御してから、
これら薬剤を使った方が長く生き
れるんじゃないか、過去にそんな
研究発表も学会でしました。
どこからが期待度の境か、わから
ないでしょう。
でも、誰かに聞かなければ皆さん
にはわかりません。
それが主治医でもいいし、うちの
外来で僕に聞いてくれてもいいし。
ぜーんぶやりきってから、がんが
新幹線のように増大速度を早めて、
抗がん剤で体力が低下してしまう
前に、適応に関してご自身で勝手
に決めず、がんカテの適応はがん
カテをやっている僕に判断させて
ください。
最近本当に、もう少し早ければ・
・・のパターンが多くて。
残念です。
以上は、吹田徳洲会病院の関明彦
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