「皆には本当の事言わない?」
思いきって提案してみた。
「えっ?皆って…」
「サトシ君と相葉くんと松潤」
「だよね、記事は事実だって言うの?」
「それもそうだけど、俺達付き合ってるってちゃんと言いたいなって思って」
「カミングアウトするの?」
ニノが大きく目を見開く。
「俺が3人の立場だったら、正直に話して欲しいって思うだろうし。なんか水くさいじゃん」
「まぁそうだよね」
ニノはスマホの画面に目を落とし指を動かした。ゲームを終了させたらしい。
そして
「そうだね。3人にちゃんと言おうか」
あっさりと言った。
「えっ?いいの!?よく考えてからでいいよ?」
こちらから提案した事だけど、こんなに簡単にOKがでるとは思ってなかった。
「そんなに考えてた訳じゃないけど、俺もいつかは言わなきゃとは思ってたから」
「そっか。ニノも考えてくれてたんだね」
「まぁ何となくだけど」
「じゃ、どうする?今日言うか、それともまた改めて、タイミングみて言うか、どっちにする?」
「今日以上のタイミングも中々ないと思うけど、それにこういうのって勢いも必要だし…」
「そうだよね。じゃこの勢いで今日言おうか」
「うん……でも、」
ニノが上目使いで見つめてくる。
「ん、でも、なに?」
「俺、皆になんて言えばいいか、全然思い付かない……」
「それは俺がちゃんと言う。ニノは横に居てくれればいいから」
「格好いい…しょおちゃん」
「だろ?」
わざとどや顔決めてみせると、ニノが笑った。
「ん、じゃ、しょおちゃんにお任せしちゃおうかな」