普通の生活に戻ると、つい自分に起きた出来事を忘れがちになってしまうので、入院生活を忘れないようにするために、見て感じたことを記しておこうと思います…
入院生活を始めて、一週間過ぎた頃だろうか…
病棟を朝と夕方に30分間歩くという習慣を身につけることにした…
朝、病棟を歩いていると、前からゆっくりとした足取りで、肩から上が前に垂れ出すような姿勢の高齢男性が、向かってくるのに気がついた…
面識はないのに不思議と、何か話すわけでもなく、お互いに軽く会釈をして通り過ぎた…
それから2日過ぎてから、朝起きていつも通り散歩をしてから廊下から病院の外を眺めていた…
朝方の7階から観る景色は遠くの筑波山が小さくくくっきりと観えて眺めが良い…
特に今年は残暑が長い為か、窓からの描写が景色を華やかに彩られている…
そんな最中、先日すれ違った高齢男性が後ろから声をかけてきた…
その男性は、この街に四十年近く住み、窓から見える大きなマンションに住んでいるようで、その住まいから離れ、もう三ヶ月入院生活をしているようだ…
近くに生活の拠点があるのに、そこに帰って自由に生活ができないというのも、複雑な心境で、どんな言葉をかけていいのかわからなかった…
ただ、その男性との距離を縮められ、話ができたというのも、何かの縁だと思う…
時間がある時は話せたらいいのかぁ…
入院中のそういう時間ってとても大事な気がした…
【続く…】