フィルモアはロックの聖地♪
嘗てロックの創成期にアメリカのL.A.にウエスト、N.Y.にイーストがあった。
それはまだ単独でコンサートを開けなかったミュージシャン達がこぞって

出演していた。
後にビッグネームになってコンサートを出来るようになったミュージシャン達が

出ていたわけだ。
その箱を作ってプロデュースしていたのがビル・グラハムだった。

出演ミュージシャンを上げたら限がないほどの若者達が出演していた。
日本のロックファン達は昔からブリティッシュロックから入る人が多かった。
だがイギリスのミュージシャン達もこのフィルモアには出ていた。
最近の人達は分からない話かもしれないがそれほど大事な場所だった。

時代が進んでフィルモアの音源なり映像を簡単に見られる時代にもなってきた。
それはわくわくするようなミュージシャン達が素晴らしい音楽をやっていた。

さて本題に入ろう♪
私が高校1年生の頃に夢中になっていた名盤がある。
それは「オールマン・ブラザース・アット・フィルモア・イースト」だった。

The Allman Brothers Band At Fillmore East 1971
[Track List]
01. Statesboro Blues                       4:08
02. Done Somebody Wrong             4:05
03. Stormy Monday                         8:31
04. You Don't Love Me                  19:06
05. Hot 'Lanta                                 5:10
06. In Memory Of Elizabeth Reed1    2:46
07. Whipping Post                         22:40

 

[Credit]
Bass Guitar – Berry Oakley
Drums, Congas, Timbales – Jai Johanny Johanson
Drums, Percussion – Butch Trucks
Engineer – Aaron Baron, Larry Dahlstrom
Harmonica, Other – Thom Doucette
Lead Guitar – Dicky Betts
Lead Guitar, Slide Guitar – Duane Allman
Organ, Piano, Vocals – Gregg Allman
Photography By, Artwork [Graphic Concept] – Jim Marshall
Producer – Tom Dowd


まだ黒人のブルースなどはレコード店で簡単に手に入るのは
マディ・ウォーターやジョンリー・フッカー、B・B・キング、フレディ・キング

ぐらいな物だった。
このオールマンの2枚組のライヴアルバムでストーミー・マンデー・ブルースや
ユー・ドント・ラブ・ミーなどを知ったものだった。
当時の2枚組のアルバムは3400円もした。
当時の高校生には清水の舞台から飛び降りる気持ちで正月のお年玉で買っていた。

このモノクロのジャケットの写真は当たり前のようにフィルモア・イーストの周りで
撮影している物だと長い間に渡って気にもせず思っていたが、実は違っていた。
彼らはフロリダ出身のバンド、そしてデュアン・オールマンと

グレッグ・オールマンの兄弟はL.A.でデビューしようと頑張っていた。
だが目が出ずデュアン・オールマンはフロリダのジャクソンに戻って、

この当時のメンバー達とバンドを組んで弟のグレッグ・オールマンを

呼び戻すことになった。
同時にアラバマのクソ田舎町で数々のゴールドディスクを生み出した

マッスルショールズのフェイム・スタジオでデュアン・オールマンは

スタジオ・ミュージシャンもやっていた。
アレサ・フランクリンやウィルソン・ピケットなどのレコーディングを務めていた。
その後バンドはジョージア州メイコンに拠点を移すことになる。

 

後で知った事だが
このアルバムの写真はフィルモア・イーストに出演する前にメイコンで写された

物だった。
これがその時の写真だった(現在はその場所は無いらしい)


この名盤はエリック・クラプトンからデレク&ドミノスの結成に

デュアン・オールマンが誘われたのを断ったからこそ出来たアルバムだった。
このライヴの後にデュアンはバイク事故で他界してしまった。