今日紹介するのは超ベテランのスタジオミュージシャンである
フィル・アップチャーチ(Phil Upchurch)です。

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1941年7月19日 イリノイ州シカゴに生まれる。
ジャズとR&B のギタリスト&ベーシスト。 13才でギターを始める。
彼のキャリアは、 55年からクール・メンズ、デルズとの仕事から始まった。
その後、スパニエル、カーティス・メイフィールド、オーティス・ラッシュ、
ジミー・リードとの仕事をこなす。
その後、ウディ・ハーマン、スタン・ゲッツ、グルーブ・ホームズ、B・B・キング、ディジー・ガレスピーのレコーディングに参加する。
徴兵、兵役後、陸軍から1967年に戻ると、リチャード・エバンス、
グローバー・ワシントン・Jr、キャノンボール・アダレイとレコーディング。
1970年、ラムゼイ・ルイス、クインシー・ジョーンズと協力し、 
テニソン・スティーブンスと彼自身のカルテット導いた。
70年代半ばから1980年代、彼はジョージ・ベンソン、モーズ・アリソン、
ゲイリー・バートン、ジョー・ウィリアムズ、ナタリー・コール、
カルメン・マクレー、マイケル・ジャクソンなどのレコーディングに参加する。
90年代彼はジミ・ースミス、ジャック・マクダフと仕事する。
現在はソーニャ・マドックスとのコンビで活動中。

 

今上げたミュージシャンはほんの一部で
彼のスタジオでの仕事は超大物との厖大なセッションをこなしている。
ホイットニー・ヒューストン、フリオ・イグレシアス、ジョージ・クリントン、
ビル・コスビー、モハメド・アリ、シーナ・イーストン、ジョー・フレイザー、
ウェズリー・スナイプス、ダニー・グローヴァー、ディー・クラーク、
デイヴ・サンボーン、チック・コリア、ハービー・ハンコック、ベン・シドラン、
カルメン・マクレー、レイ・ブラウン、スタン・ゲッツ、ステイプル・シンガーズ、ウィリー・ディクソン、アルバート・キング、スパニエル、ニール・セダカ、
スモーキー・ロビンソン、リチャード・プライヤー、アレサ・フランクリン、
チャカ・カーン、ジェリー・バトラー、マーヴィン・ゲイ、ナタリー・コール、
クルセイダーズ、ジョンリー・フッカー、レオン・ラッセル、レイ・チャールズ、
アル・ハート、ジーン・アモンズ、バディ・モンゴメリー、
フィラデルフィア・ジョー・ジョーンズ、ウィントン・ケリー、ジミー・コブ、
ダニー・ハザウェイ、ブランフォード・マルサリス、キャット・スティーブンス
などなど数限りない!

 

今日は彼の1972年6枚目のアルバムを紹介します。
このアルバムにはベン・シドラン、ジョー・サンプル、チャック・レイニー、
ハーヴィー・メイソンが参加。
そしてダニー・ハサウェイにアレンジでニック・デカロまで参加しています。

 

Phillip Upchurch - Darkness, Darkness 1972
      
[Track List]
01. Darkness, Darkness                       9:35
02. Fire And Rain                                7:35
03. What We Call The Blues                 6:35
04. Cold Sweat                                   6:35
05. Please Send Me Someone To Love   5:07
06. Inner City Blues                             6:42
07. You've Got A Friend                        8:39
08. Love And Peace                              5:24
09. Swing Low, Sweet Chariot               6:36
10. Sausalito Blues                               4:05


[Credits]
Arranged By, Conductor [Horns] – Nick De Caro
Bass – Chuck Rainey
Congas, Tambourine – Bobbi Porterhall
Drums – Harvey Mason
Guitar – Philip Upchurch
Piano – Joe Sample
Drums – Don Simmons (曲 03, 10)
Electric Piano, Arranged By – Donny Hathaway (曲 03, 10)
Organ – Ben Sidran (曲 08)
Electric Bass – Philip Upchurch (曲 10)


曲の紹介です🎶

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?
この辺のギタリストになると少しマニアックになりますが似たようなジャンルと

経歴ではデヴィッド・T・ウォーカーの方が日本では有名ですね!
しかしこの人の方が大きなセッションをこなしているんじゃないでしょうか?
私は少年の頃から偶然なんですがその頃まだなかなか売っていなかった

黒人のブルースのレコードを手に入れてはそこにクレジットされている

ミュージシャンを見ていました。
その時この人はベーシストだと思っていました。

たしかオーティス・ラッシュのレコードだったと思います。
本業はギターなんでしょうがこの人はセッションミュージシャンです。
飯を食うためベースも弾いたんでしょう!

 

今はジャズのプレーが殆どのようですが昔は黒人音楽全般にこなすタイプの
ギタリストでした。
例を出すと、エリック・ゲイルとかコーネル・デュプリーとか
デヴィッド・T・ウォーカー等のスタイルですね。
ジャズ・ブルース・R&B・ソウルをごっちゃにしてシンプルにしたような・・・
まあどちらにしても私の好みのタイプですね!

 

現在68才、健在でした。

 

フィル・アップチャーチ Official Website
http://www.philupchurch.com/