母のいない家  一段と冷える廊下  三日目の朝を迎えた

 

昨夜の電話は 本日午後の病状説明の呼び出しであった

 

週末になり、主人が駆けつけてくれた

本当にありがたい、心強い、実の息子より、息子らしい、母の大好きな主人・・

 

主人には先に家族葬のことを耳にいれていた

食事をつくる気にもなれず 三人で外へ

 

他愛無い会話を繋いでくれる主人

 

そして、帰り道  事前に私が調べておいた近くの家族葬会場を通りすぎた

 

「ここで家族葬ができるらしいよ・・縁起でもないけど、ちょっと寄ってみる?」

 

今なら言えると思い、聞いてみると 予想外にそうだなとつぶやいた

 

田舎らしく 広めの駐車場に、ポツンとたつ建物

数人がせわしく準備をしている

 

たしか前は・・ここ レストラン?パン屋?だったかな

 

葬儀には不釣り合いな格好の私達を見つけて、笑顔の中年の方がこちらによってくる

「急にすいません パンフレットだけでも欲しいのですが・・」

 

「お時間があれば、ちょっと説明できますよ」とまたまた満面の笑み

 

三人で顔を見合わせたが、とりあえず ここまできた  聞いてみることにした