アルファードのスライドドアの交換の修理作業をしています。
ボディーの色はホワイトパールです。
トヨタのカラーコードでは ( 070 ) ホワイトパールクリスタルシャイン
という長い名前がついています。
塗装の色の分類でいえば、 「 3コートパール 」 になります。
車の塗装の色は大きく分けてつぎの3タイプに分れます。
ソリッド
2コートメタリック及び2コートパール
3コートパール
ソリッドは色の中にキラキラしたものが入っていないもの
2コートメタリック及びパールは色の中にキラキラしたものが
入ったものを塗装した上に透明のクリアーを塗り重ねたもの
3コートパールはソリッドの色を塗装した上に
キラキラしたものだけがが入った塗料を塗装して
さらにその上に透明のクリアーを塗り重ねたもの。
つまり、上塗りの塗装として何層 塗り重ねるかと言う事で
分類されています。
最近の車は商用車以外の車の
ボディーカラーはほとんど太陽の光に当たると
キラキラと輝くような色になっています。
何々メタリック や 何々パール というような名前我ついています。
之は太陽光線の色の構成(色の波長の分布)の光に当たると
キラキラと反射する材料 = 光輝材料 が、塗装の色の中に
入っているからです。
このキラキラ反射する材料はたくさんの物が開発されています。
所謂シルバーメタリックはアルミの粉末で、20種類以上あります。
又、パール系ではマイカと呼ばれるものは雲母と呼ばれる鉱物で出来ています。
さらに酸化鉄や二酸化チタンの表面に着色材等をコーティング
したものは、何とかパールというように呼ばれたりしています。
近年、パール系の光輝材料はかなり多くのものが開発されて
その為、我々が使用する原色もパール系の原色が何十色にも
なってきております。
さて、ほとんどの塗装色では、そのカラーベースに光輝材料を
何種類も配合することでキラキラ感のある色に出来ます。
青系、赤系、緑系、黒系、 このような色の系統のものは
色と光輝材料を配合したものを塗装してその上にクリアーを塗装する
2コートで塗装できます。
さて、問題は白色です。
キラキラした輝きのある白色といえば真珠の色 = ホワイトのパール です。
この白色のパールという色は高貴で飽きのこない色で、
日本では大変人気があります。
この色を出すために白色の中に光輝顔料を配合すればどうでしょうか。
私も試ししましたが、
之を塗っても、全然 キラキラした白色に見えません。
ただの白色です。
一体どうしたのでしょうか?
その原因は1つに顔料の粒子の大きさがあります
一般に白色の顔料は酸化チタンで粒子の大きさがかなり大きいです。
パール系の顔料は酸化チタンと比べてかなり小さいです。
その為に白色にパール顔料を配合したものを塗装した場合
大きな白色の顔料の顔料の隙間にパールの顔料が
埋もれてしまいます。
調度、石垣の石と石の隙間のようなところにパールの顔料が
隠れてしまって、少しも光を反してくれません。
光を反射しなければキラキラした感じは出てきません。
そのほかにも理由は考えられますが、とにかく2コートでは
ホワイトパールは上手くいきません。
その為の解決法が3コートの塗装です。
今日のところはこの辺りまで、続きは次回に。
大阪の自動車板金塗装専門工場のオートアトリエ・ウエスト でした。




