不意に過ぎった白い羽根

君の瞳は綺麗過ぎて

私は視線を合わせられずに…


心に潜む暗い影

君の輝くその背のように

私にも翼があったなら

雫を落として憂鬱を煽る

この空のような灰色でしょう


ねぇ、頭では分かっていても

意味の無い、見栄や虚勢

壁を作って、拒絶する


仮面のような笑顔の奥で

誰の声も届かない

暗い、暗い、深淵で


信じられるものなど知らずに

荒んだ目をした野良猫のように

爪を研ぎ、牙を剥いて


噛み付かれる事を恐れて

出来る事なら近付かないで


それでも君は真っ直ぐで

傷すら厭わず腕を広げる


愚かで虚弱で狡猾な

悪魔のような漆黒の猫

手出しすれば傷を負う


君が、私が何をしても、

相容れることは出来ないから

苦悩する必要なんてない


黒い猫は闇に紛れる

もう二度と、

光に姿を晒さずに。