空を覆う灰色の憂鬱

あの雲を突き抜けて

果て無き空を羽ばたけたら

こんな想いは振り切れるだろうか


叶うはずのない願い

思い描いて浮かべる冷笑


人は何時でも、何時の時も

持たないものばかりに想いを馳せる


他人が持ち得れば争いを生み

感情に囚われて死を乞い願い

人で無きものが持ち得れば

冷酷に死淵へと追い詰める


麻痺してしまった人の温情

欲するが故に確固した無情


欲望で人を堕ち、腐り

されどそれに溺れたがために

築きあげられた巨大都市


星の一瞬の時の流れ

虚弱で脆い生き物が

世を統べていた一時の欠片