頭皮を清潔にするとは=皮膚常在菌を無くしてしまう+悪玉菌の繁殖を促すことに繋がります。
全く皮膚常在菌が無くなるのではなく、皮膚常在菌のうち善玉菌の力が弱まり、悪玉菌の力が優勢になると言うことです。
皮膚常在菌は人が生きていくのに大切な役割があります。それは、人の皮膚を乾燥と細菌・ウイルスの侵入から守っているのです。皮膚常在菌が作る皮脂膜に守られているからこそ、髪の毛がちゃんと生まれ替わることができるとも言えるのです。
皮膚常在菌は人が分泌する皮脂を餌として生きています。その皮脂を分解することで皮膚に弱酸性の皮脂膜=脂肪酸とグリセリンを作り、保護して保湿するのです。
正常な場合は、皮膚常在菌のうちの善玉菌が優位になっているので、弱酸性下では悪玉菌は繁殖できないので問題は起こりません。
問題は清潔にする習慣があり常に清潔にしている場合と皮膚表面がアルカリに傾いた時です。こんな時に悪玉菌の繁殖が増えたり、脂漏性湿疹の原因菌が繁殖するのです。
だから、皮脂を取るケアや皮脂を取り過ぎるシャンプーなんか使っていると、頭皮の状態が悪化してしまい、薄毛の原因になるのです。
今号では、こんなことを書いています。
男性と女性では、原因には似通ったところがありますが、薄毛になるパターンが違います。そのパターンの違いを分かって理解しておかないと、女性なのに男性と同じような効果を望んだり、男性なのに女性が改善する効果を望んだります。
ただ、男性も女性も同じような育毛の効果を望む傾向があります。
そのうちの一番多いのが、以下の2つです。
- 抜け毛を減らせば毛が増える←毛が抜けるから薄くなる、抜け毛が多いから薄くなる
- 発毛させれば毛が増える→発毛していないから薄毛
こんな効果を望んでいるといつまで経っても薄毛が治せないばかりか、年々薄毛が進行していき難儀な状態にしてしまいます。
なぜ抜け毛を減らしても毛が増えないのか?なぜ発毛させても毛が増えなのか?
不思議に思っている人は多いのではないかと思います。
簡単に言ってしまえば、全ての毛は抜けて生え替わっているから。抜けて生え替わっているの中には、抜けることと発毛していることの意味が入っています。
全ての毛が生え替わっているから、抜け毛を減らしても毛は増えないし、発毛させるケアをしても毛は増えないのです。
詳しくは以下の書籍をお読み頂けるとよく理解できると思います。
最近はいろんな育毛剤が発売されていて、それぞれの育毛剤はそれなりの効果を訴えていて、問い合わせても「効果ある」ような回答しか得れませんよね。
ま、「効果がない」なんておっしゃる販売者はいないから当然か!
遺伝子検査をして、その人に合わせた育毛剤を作るなんて育毛剤もあり、使用前後の写真があって、とても良いような気がします。ですが、使用前後の写真が、どうしても同一人物の物だとはっきり分かる写真がほとんどないのです。
こう言った写真を取る時は、全体の輪郭が分かるように、同じ角度で写真を撮らないとご本人かどうかが不明になります。私のところでは顔は映らないように撮影しますが、全体の輪郭が分かるように角度も同じにして撮影して、同一人物のものであるのを確認できるようにしています。
薄い部分を拡大し角度が違った撮影をしているものばかりで、本当なのかどうかの判断が出来ませんね。だから、良いとか駄目とか言えないのですね。また、中には早送りで撮影しているようにして、ニョキニョキ生えてきて増えたように見せている動画も見ますが、こんな毛の増え方はしないので何か誤魔化しがあるのだろうなぁって思います。
いくら育毛剤に効果があっても、その対象となる薄毛の人の頭皮ではそんな毛がいきなり増えることはないのです。本来の毛を育てるには頭皮や心身にエネルギーや体内での栄養、その為の自然な毛細血管への血流が必要です(当然アミノ酸とアミノ酸が角質に変化する為にはビタミンやミネラルのバランスが必要)。
それらが、ご自身の心身・頭皮の力で揃うようになって初めて毛が育ち始めます。そんな状態が維持されていることで育毛剤は始めて効くものです。頭皮の栄養状態やエネルギー・心身の栄養状態やエネルギーは体内からしか補給し正常にできません。
今しているケアが、今効果に繋がると思っていると痛い目にあいます。
理由は、今しているケアの効果は次世代の毛に及ぶものだから。
え?って思いますね。
そんな人は、たぶん今効果のある育毛剤を使って、今の頭皮の状態で今の毛を何としようとしてきて失敗を重ねているはずです。
本当の初期の状態なら、まだ頭皮にも余力が残っているので、効果に繋がることがあります。
が、それは初期の状態の時だけで、何度も繰り返していると、今効果に繋がるどころか反対に薄毛を進行させていきます。
急ぐ気持ちは分からなくはありませんが、頭皮が良くなるのは通常なら2ヶ月か3か月で何とかなりますが、毛が育つの頭皮が良くなってから生まれ替わってくる毛からなので、やはり地道に効果が続くことが大事なのですね。
それも、1か月や2ヶ月続くのではなく、2年3年4年5年と続かないと毛が増える方に働かないのです。
当然ですよね。
1か月や2ヵ月と言えば、1センチか2センチ伸びるのがやっとですから。
その上、全ての毛が一気に育つのではなく、10万本もある言われる全ての毛は順番に生え替わりながらの話になるのですから、2年3年4年5年とかかるのが普通のです。
育毛剤や薬の効果って、そこまで続くのですかね?
1年くらいの短期間なら、何とかなりそうですが、それ以上続くと頭皮や心身が疲弊してくるのではないでしょうか?
現在のご相談者は、そんなご相談ばかりと言っても良いくらいですね。
今号では「スカルプケアとは?」どういう意味なのか?どうすることが本当の意味での「スカルプケアなのか?」を考察しています。
私が育毛を仕事として取組始めた頃に「スカルプケア」なんて言うサロンや人は、いませんでした。強いて言えば、私の師匠筋のみだけが「スカルプケア」と言う表現を使っていました。
どういう意味で使っていたのかと言うと、本来の頭皮に状態に回復することでしたね。
今スカルプケアと表現しているところは、はっきり言って「スカルプケア」と表現した方が、取り扱っている育毛剤や育毛製品が売れるから言っているだけとしか思えません。
例えば、以下のような表現を使っていますね。
・頭皮が肥沃なるように栄養を与える
・血行を良くする為に●●と言う育毛剤を使用する
・ミノキシジルよりも強い効果を発揮する
皮膚に皮脂膜と角質層と言う体を保護する膜があるので、栄養を与えても浸透しません。もし浸透したら異物の浸透になるので、人の体はそれを排除しようとします。スカルプケアではなく、スカルプ攻撃です。
血行が悪いのは、何か原因があるからで、育毛剤の力で血を巡らしても一時的な効果が望めますが、ご自身本来の頭皮を回復できなくなります。これがスカルプケアになると表現するには無理があります。
同様に、ミノキシジルよりも強いと言うことは、スカルプ攻撃を強烈に行うことに繋がるので、スカルプケアとは100%言えません。
スカルプケアとは、本来の毛が育つ頭皮に戻してあげることなので、外部から何かの作用を与えるような方法はスカルプケアとは言えませんね。
