〈病歴の概要 ー はじまり〉
2018/春〜 ちーちゃん19才。腰を痛がる。
2018/8 大きな病院に行く。
2018/9 入院、外科手術
2018/10 大学病院へ転院。
診断名 脊髄星細胞腫
2018/11 放射線治療
2018/12 リハビリが得意な病院へ転院←ここの話
-2019/3 せき髄損傷リハビリ。ちーちゃん20才。
2019/4 退院
2019/4 大学復学、頭痛
2019/5 大学病院入院、
せき髄から脳へ転移
余命宣告
緩和ケア
2019/6 大学病院退院、自宅緩和ケア、
緩和ケア病院入院
2019/6-10 緩和ケア
2019/10 緩和ケア病院にて他界
2019/10以降
〈病歴の概要 ー おわり〉
45 B病院でのリハビリにも書きましたが、ここのスタッフは皆さん前向き。そして、せき髄損傷のちーちゃんの他にもせき髄損傷や頸椎損傷の入院患者の方、病院スタッフにもせき髄損傷者が居ます。また、この病院に出入りしている車椅子業者の方もせき髄損傷者でした。こう言う環境でのリハビリを望んでいたし、その病院に入れた事に本当に感謝でした。
ちーちゃんもみんなに刺激されたのか、4月から大学に復学すると言う目標を立てました。
病気になる前はJRで大学へ通っていましたが、車椅子で通う事は無理でした。自宅の最寄駅にはエレベーターが無い為、その最寄駅から電車に乗るのは不可能です。また、大学の最寄駅から大学までも若干距離があった為、車椅子での移動は難しいと感じてました。そうなると、車で通うしか無く、車ですと自宅から大学までは60分の距離で通えない事も無いです。
私自身、せき髄損傷で車椅子生活でも自分で車を運転する方に何人かお会いしたし。病院の先生もちーちゃんへせき髄損傷でも車の免許を取ってる人がたくさんいる事を話してくれていました。
ちーちゃんはそれまで車の免許を持っていませんでしたが、大学へ復学するには車通学が必要な事を理解して、車の免許を取る決心をしました。
せき髄損傷者は足を使えない為、手だけで運転する装置での限定免許になります。自動車教習所へ入校する前に、免許試験場で手だけで運転する能力があるかの適性検査を受けなくてはなりません。1月上旬に予約取れて、受けに行って、検査自体は15分位のもので、すぐ結果も出て、無事適性検査は合格して、2019年1月25日から自動車教習所へ通う事になりました。
自動車教習所から障がい者用送迎車がB病院まで迎えに来てくれて、それに乗って自動車教習所へ通っていたようです。その時期は、高校卒業して社会人になるのに向けて自動車免許を取得する高校生がたくさん自動車教習所に通っているのですが、そんな同世代の人がたくさんいる中で車椅子で自動車教習所に通っていたちーちゃんの気持ちを思うとしのびないです。
そして3月下旬には自動車教習所を卒業しました。あとは自動車免許試験場で最後の筆記試験に合格すれば免許証をもらえる、と言うところまで行きました。しかし、筆記試験を受けに行く前に頭痛が始まって、結局、ちーちゃんは自動車免許を取得する事は出来ませんでした。
ちーちゃんがデザインしたネイル
小指と親指の方向を逆にした方が良いのに・・・