対話により、健康を設計する歩み。 今日は、この情報を、みんなで研究!


健康情報000075


——- 文部省の先輩から引き継いだのだが、とても楽しくやらせてもらった。
 自分が携わっている教育行政を、客観的、学問的に見つめ直すための、とてもいい機会だった。学問の自由の世界を謳歌したと言っても良い。自分自身の学問的良心に従い、文部省が行っていることを批判的に考察し、その問題点を抽出して学生たちへのメッセージとした。

——- 教員免許更新制をめぐる政策の変遷は、文部科学省が政治家の思い込みに翻弄され続けた姿を表している。できるだけ現場に負担をかけずに、できるだけ教員の役に立つようにと考えてきたが、政治家たちの納得を得るために現場にしわ寄せがいく結果となったことも確かだ。

——- 改正法案が審議されることになったとき、私は国会対策担当の 大臣官房総務課長になっていた。総務課長として各方面に法案の説明をしなければならず、法案の早期成立に向けての根回しなどを行った。
 成立してほしくないものを成立させるための仕事をするのは 決して楽しいことではなかった。
——- 私は個人として教育基本法の改正には反対だった。
(国を愛する態度)を教育の目標に掲げることは個人の内心の自由を侵すものだと考えた。心と態度は表裏の関係にあるのだから、(態度を養う)と書けば 心には影響がないなどとは言えない。(国を愛さない)内心の自由は保障されなければならない。教育行政条項は、法律に根拠を設けさえすれば 学校教育のみならず、家庭教育も含めた教育への政治介入がやりたい放題になる危険があると思った。

——-教育基本法の改正問題で問われているのは、何よりもまず’個人の尊厳’であり、そこから派生する国民の’自由権’なかんずく思想-良心の自由などの’内心の自由’の価値である。その意味で、この問題はそのまま憲法改正問題に直結していく。’個人の尊厳’は日本国憲法の根本原理であるからである。

——-何よりもまず’個’であるべきだということは、政治家だけでなく一般職の公務員にも当てはまる。組織の中にいて組織として仕事を行う上では、組織の論理に従っていたとしても、個人としての思想、良心、理想、信条、見解というものがなければおかしい。それは、自分の頭で考えることができるということだ。人間として最低限の条件だとも言える。
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——- 個の確立とは、まず、自らを肯定し、自尊心を持ち、自ら考え、自ら判断し、人の言いなりにならないということだ。
そのためには、科学的、合理的、実証主義的な精神、健全な懐疑主義が必要だ。自立した個人は、自らの意志で行動し、その結果を自らの責任として引き受ける。他者を独立した個人として尊重し、他者と共感し、協力することができる。 
 自立できない個人は自由を与えられても その自由を正しく使うことができず、自由から逃走する。1933年、ヒトラーはどのようにして政権を取ったか?民主的な選挙によって権力を獲得したのである。そのとき多くのドイツ国民は、ワイマール憲法によって与えられた自由から逃走し、ナチズムのイデオロギーを熱烈に歓迎したのである<(自由からの逃走)エーリッヒ-フロム>>>>>———-

面従腹背
前川 喜平  著

 皆さんは、どう考えますか?
どんな感じがしましたか?

 私は、(風が吹けば、桶屋が儲かる)のたとえのように連動? 対話している自分自身を尊重し、”新たな気づき”を行動に移します。
 自分自身が”識別力”を育てて行く為に、心眼を養うべく、自分の心に素直に向き合い、自分が”好きなこと”をするのをゆるします。

 あなたも、あなたの人生を’幸せ’に彩ってください。

研究会世話役 司書教諭 河樹 照貴